「空手バカ一代」「ケンカ十段」でその昔、有名になった、芦原会館の先代館長の芦原英幸氏について書かれた書籍なんですが、読まれた方も多いと思います。
私も読みました。
その感想を、このブログの最初の記事にしたいと思います。
今でも揉めているんでしょうか?
著者の「小島一志」氏ですが、これまで芦原会館と何かと揉めてきた人物みたいですね。
二代目館長の秀典氏と「我が父、その魂」で共同出版した時に、二代目の意図と違う出来だったようです。
私も詳しいことまでは分かりません。
現在は和解しているんでしょうかね?
これも、実際のところ分かりません。
ところで「芦原英幸正伝」ですが、こちらを読んだ感想ですが、ザックバランにお伝えしたいと思います。
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書物としては、よく出来ていて、面白いし芦原英幸ファンとしては読んでいて興奮します!
内容について詳しくは伏せますが、除名になる全国支部長会議の行なんかは本当に引きつけられました。
しかし、実際その席に出席していた方も今だ健在だったりするわけで、頑張れば「ウラ」をとることも可能だと思います。
ウラを取るとは、つまり本当かどうか聞くんですね。
しかし、そんなことが出来るはずもなく・・・
この本を読んでいくと、著者の先代館長に対する尊敬というか、思い入れが異常なほどだということが分かります。
その昔は、「師」と仰ぐということは「神様」にも近い存在で接するに等しい、なかなか文章では伝わりにくい「師弟の絆」というものがあることは私も理解しています。
上下関係なんていうものは、多かれ少なかれ「理不尽」なものです。
最近の空手界をみると、すぐに分裂、脱退を繰り返し、数えきれないほどの流派が出来てしまいました。
私も実践しているので、分かりますが、空手というものは、「人の数だけ流派がある」ようなものです。
どの流派でも、「型」はあると思います。
しかし、同じ型なのに、人が違うと同じ型をやっているようには見えなかったりするんですね。
もちろん、上手い下手はあります。
「回し蹴り」一つとっても、人によって教え方が違う訳です。
それが同じ流派であったとしてもです。
私は、空手だけで3流派経験しています。
こんなことを言うのはおこがましいですが、私の目指す「空手」というもがあり、それに対してベストな教え方をしていると思います。
私は「試合」は想定してないので、試合に有効な技としてはあまり役には立たないかもしれません。
かなり、脱線してしまいました。
先ほど書いた、「ウラを取ることは大変むずかしい」ということですが、実は私の空手の先輩を通じて書籍にも登場する方から話を聞くことが出来ました。
その、私の先輩はかつて、芦原会館のとある支部の指導員も経験していますが、現在空手はやっていません。
その先輩も、「芦原英幸正伝」を読んで、随分興奮したそうです。
そして、登場人物である方と興奮して話をしたと言うのです。
その結果、その方いわく、「そんなことある訳ないじゃない。芦原先輩だって常識はあるよ!」と言われたそうです。
また、「私なんかでは、相手にならないほど強かった!」とも言っておられたそうです。
その方は私もお名前だけは、昔から知っており、一大流派の長でもあります!
そう聞いてしまうと、全てがデフォルメされていて、どこからどこまでが本当かが疑わしくなってきました。
それと同時に、ガッカリしてしまいましたね。
もともと、私の周りの支部仲間も、「小島一志の本は真に受けてはいけませんよ!」と釘を刺されていたのを思い出しました。
なのに、興奮して読んでしまった。
そういう意味で、書籍としては面白いとお伝えした訳です。
多分、思いっきりフィクションでしょうね。
もちろん、全てがデフォルメされていて、実際起こったこととはかけ離れているとは思いませんが、今となっては確かめようがありませんからね。
おススメかどうかと聞かれたら、「暇つぶしには良いと思うよ!」と答えると思います。
それでも読んでみたい方は是非読むことをオススメします。
読んでみないと、中身の話が出来ませんからね。
芦原会館とか極真会館とか正道会館とか先代館長にまつわる人物の関係性が分かるだけでも、読む価値はあるかもしれません。
また、私は読んでいませんが、「大山倍達正伝」も同じ著者ですので、そのつもりで。
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