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芦原会館 関東と関西は何が違うのか?「サバキ」はどこにあるのか?

芦原会館

芦原会館と言えば、伝統派でもフルコン系というジャンルでは収まらない「サバキ系」というカラテのパイオニアですよね。

芦原英幸先代館長が、「誰にでも出来るカラテ」ということで、ガチンコの組手ではなく、「サバキ」という技術体系を確立することで広めてきた空手です。

芦原会館の技術を受け継ぎ、広まっている流派もたくさんあります。

それについてはこちらに書いてあります!
芦原英幸の「サバキ」の影響を受けているカラテ流派はこんなにある!

現在は息子の英典2代目館長が会館を守っています。

カラテの流派ですから、分裂独立は世の常です。

それは先代時代から始まっていました。

そして先代館長が50歳という若さで、他界してからは当時18歳だった2代目が館長を引き継いでから分裂は少し加速したように感じます。

先代時代の高弟たちは、ほとんどいなくなってしまいました。

「サバキ」を看板に大きな大会を開いている流派と言えば円心会館。

二宮城光館長です。

私が好きな空手家の一人です。

また、本場愛媛ではこれまた私の好きな空手家で、長年芦原会館を守ってきた中元会館の中元憲義館長が空手道「捌き」選手権大会を開かれていますね。

こちらにも書いてあります。
空手道「捌き」選手権大会を開催している中元会館が地元では有名!

というように、流派の歴史は分裂の歴史と言っても過言では無いでしょうね。

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師範

現在の芦原会館のHPをみると、日本には2人の師範がいます。

ザックリ、関東と関西に分けたのでしょうかね?

統括責任者を置いている地域については、北海道・北陸・中部・中国・四国・九州北・九州南とに別れています。

他にも師範代が数名おります。

私も詳しく調べた訳ではありませんが、皆先代時代から会館を支えてきた高弟には間違いないでしょう。

ただ、寂しいのは先代の近くで稽古や行動を共にしていた高弟達がいなくなったことです。

総本部が四国ということもあり、関西から以西に独立した流派が混在していると思われます。

今となっては、もう纏まることは有りえないでしょうね。

先代のいなくなった会館にいられなくなって独立した流派、自分の空手を追求して独立した流派とか経緯は様々でしょう。

ネット上には、「芦原先代時代の本当に「捌き」を学びたければ、独立した高弟が開いた流派にいくのが懸命だ!」という記事も少なくありません。

では、今の芦原会館には「サバキ」の技術が学べないのか?

と言うと、私は学ぶことはできると思います。

「サバキには、裏と表があって、先代は危険だからと裏のサバキは高弟だけに伝えて一般には公開していない。」なども出てきますが、違うと思います。

厳密にいえば、そんな技術も多少あるでしょう!

しかし、重要なものはしっかり残して伝えていると思うのです。

弟子が10人いれば、先生1人で見せる「技」の解釈は10通りあります。

技の発展とか応用と思えば、どんな風にでも変化出来ると思うのです。

それでも、やはり師範に習った方が確実に「サバキ」を習得できるのではないか?というと関西と関東では内容はともあれ、性格が違うようです。

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4連覇の弟子を持つ師範

このブログを読んでいる方はJFKOといえば、おわかりかと思いますが、国内のフルコンタクト空手団体の7~8割300ほどが加盟しています。

その副理事長には英典館長、理事には西山師範が名を連ねています。

東京本部所属の、菊川選手も西山師範の弟子ですからJFKOの大会4連覇は彼女だけですし鼻が高いことでしょう。

ここで考えてしまうのが、「サバキ」の技術はフルコンタクトルールではさほど効力を発揮しないのではないか?という疑問です。

全く使えないということはないと思いますが、掴みや押し、投げは反則です。

顔面パンチなど有りえません。

しかし、サバキの技術にはそういったものがたくさん出てきますよね?

芦原会館東京本部といえば、「西山道場」の道着で試合に出ています。

どうして「芦原会館」では無いのでしょう?

詳しいことは分かりませんが、関東で異を唱える支部もあると聞いています。

では、関西で「岸道場」で試合に出ている選手はいるのでしょうか?

たぶんいないでしょう。

試合と言っても、地域内とか他流派であってもそれほど芦原から出ては無いように感じます。

しかし、厳密には分かりません。

昔はよくあったことですが、流派は試合を禁じていたので名前を変えてエントリーして出場している道場生もたくさんいましたから、ゼロではないかもしれません。

フルコンの試合に出ているのは、芦原の関東の選手が多いですよね。

それで結果を残していることは凄いことですが、サバキの稽古をしているのか?フルコンの稽古をしているのではないか?という疑問も湧きます。

私が想像するに、芦原会館東京本部はサバキの稽古もやってはいるが、半分以上はフルコン試合の稽古ではないかと思います。

ただ、それが良いとか悪いとかの問題ではありませんので、悪しからず。

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関西の印象

私の友人にも古くから芦原会館に所属している人間が数名います。

いろいろ話を聞くと、関西支部は岸師範を中心にまとまっている。

関東支部は東京本部は他の支部とはほとんど交わっていないというような印象です。

これはあくまでも印象ですからね!

当然定期的に、昇級昇段審査がありますね。

各地域でみると、関西は平均的に多く、関東は減ってきている様に感じます。

これはフルコンの試合に出たければ何も芦原会館でなくてもいいということになってないでしょうか?

「捌き」は芦原会館の専売特許だと思っています。

いくら分裂しても芦原会館は「捌き空手」のパイオニアです。

ではその「捌き」をどこで学びたいかという問題に関してはどうでしょうか?

まとめ

どんな技術でも、弟子に教えると言うことは、その技術を渡すということです。

人に渡った技術は、何処で使おうがその人の自由です。

だからこそパイオニアとして発展していかないと続かないと思います。

これは何も「空手」に関してのことだけではありません。

だから、師範同士の性格が違ってて良いのです。

芦原先代館長にも大山総裁とうい先生がいました。

大山総裁にも先生が、その先生にも先生がいますよね。

「守・破・離」という言葉もありますから、得たものをどうするかは自由だと思います。

芦原カラテは「誰にでも出来るカラテ」だと伝わっています。

フルコンタクトカラテを長くやっている人に多いのが「年を取ったら出来ない」という意見です。

本末転倒にならないことを祈っています。

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