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効かせるローキック(下段回し蹴り)と試合で効果的なブロックのコツとは?

組手向上委員会!

ローキックと言えばフルコンタクトの空手の試合で一番使われている蹴り技だということはあなたも知っていますよね。

カラテのコンビネーションのほとんどには、パンチとローキックが入っているのではないでしょうか?

フルコンタクト空手の試合ではローキックを如何に上手く使っていくかが勝敗の行方を左右すると言っても過言ではないでしょう。

その蹴り技で一番使われる「ローキック」ですが、ただ単に思いっきり蹴るだけでは効果は十分に発揮できないと私は考えています。

また、実践でも自分のバランスをあまり崩さず出せるので転ぶリスクも少ないハズです。

ブルース・リーも言っています、「映画だから派手なハイキックをやっているが、実践ではもっと地味な技が効果的なんだ!」と。

もちろんキックボクシングでも大変有効に使われています。

そんなローキックを一発で相手に効かせることが出来る方法があれば知りたくありませんか?

いろんなところで「ローキックのコツ」的なサイトや動画もアップされてますが、それを否定するわけではなく、私自身が考える効果的な方法だということをお忘れないようお願いします。

私がいろんな選手からデータを集めて分析した結果から導き出した方法をここにお伝えしたいと思います。

ちょっとオーバーな表現になったのはご愛嬌。

私自身も試して効果があったので文章でどこまでお伝えできるか分かりませんが説明したいと思います。

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骨の構造

まず、足の骨は足の付根から膝までは一本で、膝から下は二本の骨でできています。

足首から先は、もっと多くの骨で形成されていますが、「効かせるローキック」ということで、背足(足先)で当てるのは今回は外しておきますね。

つまり向う脛(弁慶の泣き所)で蹴ることになります。

効かせるローキック」のほとんどは、向う脛に体重を乗せて蹴っていくと説明されていますよね。

それは間違いではありません。

パワーがあれば当然効くし、体重が乗っていれば効くのは当たり前ですよね。

私が言いたいのは、例えば同じ力で蹴ってとしても普通に蹴るより効果を出させる蹴り方なんですね。

その為には、「骨の構造を知る」必要があります。

膝から下には、脛骨と腓骨という2つの骨があります。

分かりやすく言うと、前の太い骨(向う脛、脛骨)と後ろの細い骨(腓骨)です。

どちらの骨も、丸くはなっていません。

脛骨の骨は平たくなっているのは自分の足を触っても確認できると思います。

向う脛の先端(前面)から内側に平たくなっていますよね?

その先端を使う訳です!

要するに、ローキックを蹴った時、相手に骨の面を当てるか、線(前面)を当てるかで効き方が変わってきます。

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蹴り方

一番分かりやすいのは相手の太ももの外側に直角に当たるように、膝をしっかり抱え込んで外側から内側に回すようにして斜め下方に落とすように蹴る方法です。

俗に言う、「落とすローキック」です。

「な~んだ!」って思ったあなた!

それはそうなんですが、意図するのは「脛骨の尖った部分」を相手に当てるということです。

下からすくう様に蹴ると、脛骨の骨の「面」が当たります。

当てるのは「面」ではなくて「尖った線」の部分ということです。

ローキックの稽古をしっかりやっている人は向う脛の前面のすね毛が無かったりしますよね。

その一番向う脛の前面の骨の尖った部分を当てることによって、フルパワーで蹴らなくても十分相手にダメージを与えることができます。

その部分を相手に当てるには、しっかり足を抱え込まなくてはなりません。

また、足の付根から足を全体を内側に旋回させるようにしなければなりません。

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内股

内股を蹴るには、これも足の使い方は同じで、しっかり足を内側に旋回させて膝をためて真横から斜め上方に蹴ります。

当たる場所によっては、十分一本をとれます。

取れなくとも、普通のダメージとは明らかに違ってきますので内股からのツナギ技が入りやすくなることは明らかです。

当てる場所

当てる場所で効果的なのは、足の付根や膝の上、肉の無い骨の部分とか言われますが、この脛骨の尖った部分を当てることが出来るのであればどこでも効きます!

もちろん、ダメージを負いやすい部分を蹴るに越したことはありません。

カット(ブロック)の方法

ではそんなローキックの使い手が現れた時、どのように防げば良いのか?

それもきちんとお伝えしたいと思います。

しかし、「ローキック」をブロックするという特性上、骨と骨がぶつかるという事を防ぐことは出来ません。

では、どうするか?

普通は「脛受け」を使います。

そう、脛受けなんですが、何処で受けるかなんです。

これも足の構造上、膝に近い部分が太いですよね。

膝のすぐ下の出っ張ってる部分の下の骨の太いところで受けます。

できれば、蹴りに対して直角になるように受ける事ができれば、相手にこちらの何倍ものダメージを与えることが出来ます。

膝に近ければ近いほど骨は強いので、相手に自分の技でダメージを与えることができます。

俗に言う「受け潰し」です。

ただ、骨折もありうるので注意が必要です。

まとめ

キックボクシングやフルコンタクト空手の試合では、一番使われる蹴り技「ローキック」。

どうせ蹴るなら、効果的なコツを掴んでおいて損はないと思います。

カラテの大会になってくるとトーナメント方式なので、如何にダメージを負わないかも勝敗に左右することは言うまでもありません。

その為、効かせるローキックと相手のローキックを受けることで相手にダメージを与える「受け潰し」について解説しました。

出来る出来ないは置いておいたとしても、そんなやり方があるということを知っているだけでもプラスになると思っています。

また、「受け潰し」は他にもあります。

上段回し蹴り、中段回し蹴り、前蹴りなどの受けて潰す方法はありますが、危険なので普段の稽古では使わない方が良いでしょう。

その方法についてはいつか記事にしたいと考えています。

改めて書きますが、トーナメントのカラテの試合では如何にダメージを負わず、相手にダメージを負わせるかがポイントになってきます。

ぜひ、効果的なローキックを実践してみて下さいね。

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