もうあなたもご存知だと思いますが、先日のWBA世界スーパーフェザー級のタイトルマッチが行われましたね。
そこで、まさかの誰もが予想していなかった「OK負け」を喫してしまいました。
自分より一周りも年下の選手とはいえ、内山選手に油断は無かったと思います。
万人が認める「スーパーチャンピオン」でしたから、負けるにしても判定とかラウンドも終盤になると思っていました。
その前に、負けるとは思っていませんでしたよね?
私も思っていませんでした。
相手の動きが速かった
その相手は、ジェスレル・コラレス(24=パナマ)。
2回に3度のダウンを奪われてしまい、2分59秒KOでしたね。
相手のコラレスは若く、動きも速かったです。
変則的なパンチに目が行きそうですが、私はスタンスが広いことが「出入り」のストロークを大きなものにしていると感じていました。
その変則的なパンチの中で、カウンターを合わされてしまい本人も「見えなかった」というほど見事に決まってしまいました。
ダウンしてからの様子が、「効いている」と言う事を如実に表現していました。
決して調子は悪いわけでは無く、むしろ良かったと言っています。
それだけに「最初のダウンで、その後のパンチに反応できなかった。2回目の後は落ち着いてきたが、入れ返したいと思って、もう1発もらってしまった。調子は良かった。これが実力。完全なKO負けです。」というコメントも元王者らしくてカッコいいとさえ感じました。
昨年末のV11の防衛後、前WBAフェザー級王者ウォータースなどの世界的な強豪との米国での対戦交渉が進んでいて、内山も「今回はビッグマッチを待望してきた」と想いを馳せていたと思います。
しかし、合意寸前で立ち消えとなり、日本国内でのコラレス戦ということになってしまったことで、「モチベーションが下がった」と言っていたみたいですが、気持ちはしっかり切り替えていたと思います。
先日、改めて世界WBAスーパーフェザー級スーパーでは3位にランクされたみたいです。
36歳と言う年齢からすれば、まだ再戦は全然可能だと思うし、このまま終わって欲しくないと思いました。
具志堅用高氏の日本防衛記録を間違いなく塗り替えられるだろうと評されていた選手ですら、こうなうのですからボクシングというか、格闘技は面白いですよね!
まあ、この動画をみれば、相手方も必死だったのだと感じますが、王者には相応しくない行儀ですね。
ユーチューブで「ボクシング内山高志・最強王者陥落の裏側」というタイトルで検索してみて下さい。
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