極真会館創成期から大山倍達総裁を支えてアメリカでの極真カラテの普及に尽力し、国際大山空手道連盟総主である大山茂10段が平成28年2月15日79歳で亡くなられました。
私は大山兄弟の書籍は何冊も持っており、ファンでもありましたし、実際1年間ほどではありますがワールド大山空手の門下生として大山空手を学んだこともあります。
大山茂総主詳しいことはウィキペディアにも載っていますが、私にとっては「アントニオ猪木対ウイリー・ウイリアムス」でウイリーの師匠だったことが印象的でした。
「こんな大きな黒人空手選手を育てたんだ!」と思ったのと同時に「ウイリーと師匠ではどちらが強いのだろう?」と子供心に思ったのを覚えています。
体調を崩されていた
もう10年近く前になりますが、私が入門した時も体調を崩され入退院を繰り返されていたと聞いていました。
入門中には結局一度もお目にかかることはありませんでした。
空手道連盟の方は、これまた伝説の空手家大山泰彦最高師範が世界中を周り指導にあたっていたと思います。
これまた残念ながら大山泰彦最高師範にもお目にかかること叶いませんでした。
大山茂総主は極真時代から、中村忠(世界誠道空手道連盟誠道塾会長)との「真剣白刃取り」の演武が有名でしたね。
私も初めて観た時は、「こんなこと出来る人が世の中にはいるんだ!」と驚きました。
極真カラテの映画にも出演されていたので印象的でしたし竹刀を持って指導されている姿をみた時は本当に怖かったです。
また、アメリカでのバウンサー(用心棒)時代の事が書かれた書籍を読んだ時は胸が熱くなったものです。
そんな伝説の空手家大山茂総主が亡くなられたということで、また一つの伝説が神話に変わるでしょう。
やっぱり凄い
空手家が一人亡くなったことが、ヤフーニュースに載るということは本当に凄いことだと思います。
私は少なからず門下生でいたことがあるので存じ上げていて当然ですが、一般の人にもそれを伝えようとスポーツニュースは追っかけていた記者が良かったのでしょうかね。
私は極真カラテの経験者でもありますから、ワールド大山空手との違いも分かります。
やはり「空手家の数だけ流派がある」は本当だと思いますね。
それと、いつの間にか三浦美幸師範も自分の流派を立ちあげられていましたね。
私の大山空手時代の先生が三浦先生が師範の弟子だったので、どうして分裂したのか質問しましたが知らないとの事でした。
知ってても元先生の印象が悪くなるようなことは言わないのが武道家と言うものですからね。
改めて亡くなってニュースになる空手家と言うのは本当に凄いことなんです。
今更ながらそこを目指しても出来るものではありませんけどね。
あまりワールド大山空手ってきたことが無いかもしれませんが、これまで触れてきた空手団体の中で一番「絆」が濃い団体のように思いました。
もちろん私が知らないところもたくさんありますから、勘違いしてはいけません。
ただ、本当に統率がキチンと取れていたことは確かです。
素晴らしい指導力があったんだと理解できます。
これからの国際大山空手を陰ながら応援したいと思います。
大山茂総主のご冥福をお祈り申し上げあげます。
押忍
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