ボクシングファンにとって「中山慎介」という名前を知らない人はいないでしょう。
ここまでプロ入りして29戦27勝2分け(19KO)と未だに山中慎介選手の牙城を崩した選手は皆無です。
防衛回数も12回に伸ばし、具志堅用高さんの持つ最多防衛回数の13に次の防衛戦で勝てば並びます。
これはとんでもなく偉大な記録ですなんですね。
具志堅用高さんはお笑い番組などに出ている為、少しふざけたおじさんのイメージが強いと思いますが、現役時代は向かう所敵なし状態でした。
本人曰く【13回も防衛出来るとは思わなかった!】と、ボクシングに関しては真面目に回答します。
そんな具志堅用高さんの記録に肩を並べる所まで来た、山中慎介選手。
目指すは新記録ですよね!
実は、今の山中慎介選手に挑戦してくる相手がなかなかいません。
どうせ勝てないと思わせています。
強者ぞろいのプロの世界でそう思わせるところが凄いところですよね。
一発で沈めるゴッドハンド
山中慎介選手の左手から放たれるパンチは強烈なのは知っていますよね!
相手のガードの上からでも強引にパンチをねじ込んでいきます。
この辺りが強さの証です。
どんな感じなんでしょうね?
って味わいたくないのですが、一見相手はガードしたように見えますが、きっちり顔面をとらえています。
相手はとてもじゃないですが、ただのジャブ一つでも油断出来ません。
有効打を打とうと前に出ると神の左の餌食になります。
私達も毎回それを期待してるんですけどね。
その為、相手選手は、後手・後手にまわり、終わってみれば山中慎介選手がロープ際に追い詰め左ストレート1本で試合を決めてしまいます。
これこそが山中慎介選手の最大の武器である左ストレート(神の左)は知ってますね!
ストレート以外にも強烈なボディブローにアッパーと多彩なんです。
コンビネーションパンチも巧みに操り相手を全く寄せ付けません。
今まで、KO負けした事のない外国人挑戦者を何度もマットに沈めてきましたよね。
本当に左は威力抜群です。
そこに右のジャブで相手を翻弄するテクニックを持ってて、相手は「どう攻めればいいのって?」感じなんでしょうね。
対戦相手がなかなか決まらない
山中慎介選手が強いのは海外のプロモーターも知っています。
そこでとてもじゃないが勝てないと判断する陣営が多く、階級を変える選手が増えています。
それ位、山中慎介選手の神の左はインパクトは強烈なものがあります。
どれだけ強いんでしょうか?誰か「強さメーター」とか開発してくれなでしょうかね^^
海外のプロモーターも山中慎介選手との試合は組みたがらない位です。
完全に現状では戦う相手がいません。
統一戦でもしない限り、骨のある相手と対戦する事はないのではないかとまで言われています。
日本ボクシング界に多大な貢献をしてきた山中慎介選手。
今後も動向が国内外問わず注目される事になりそうです。
持っている力はもうここでは説明不要だと思います。
石まで砕くゴットハンドです。(実際。石は砕きません。分かりやすい表現の為用いました^^)
今後のプラン
先ずは、日本歴代最多タイとなる13度目の防衛戦に向けて調整中です。
ボクサーが大変なのは減量です。
これはどんなに強いボクサーでもついて回ります。
検量をパスしないと王座は剥奪されてしまうんです!
それだけ自己管理が厳しい世界なんですね。
当然ですが、中途半端な気持ちでは世界チャンピオンの座は務まりません。
基本的に前日検量をパス出来なかった場合数時間の猶予が与えられます。
そこで、ランニングをして汗を流し、何とか再計量をパスする選手もいれば、パス出来ない選手もいます。
山中慎介選手も減量は決して楽ではないと思いますが、今まで計量は全て1発でパスしています。
きっとそれも凄いことなんでしょう。
体のつくり方を中山選手クラスの王者だと知り尽くしているんでしょうね。
でも最近の世界戦では、たまに軽量をパスできない外国チャンピオンもいたりしますよね。
人生賭けてるはずだと思うんですけどね・・・
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計量をパスしてしまえば、あとは試合までに好きな物を食べれるって知ってます?
計量は前日に行い、その後はクリアすれば5キロ増えようが7キロ増えようが関係ありません。
その為、余り羽目を外して食べ過ぎると、動きが鈍くなります。
そういった所を山中慎介選手は見逃しません。
山中慎介選手が計量後にたくさん食事をしたと言う話は聞いた事がありません。
せいぜい増えても2キロ・3キロの世界だと思います。
そんな偉大なチャンピオンをいったい誰が倒すのか気になりますが、倒されるところもみたくないですよね!
そんな葛藤も人情です!
私としては若いボクサーとの日本人対決とかで、「世代交代」みたいな感じを想像していますが、そうは問屋が卸さないでしょうね。
とりあえず、具志堅用高さんの記録を塗り替えるのはいつなのか?期待しながら待つことにしましょう^^
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