空手の流派は数え切れないほどあります。
もう誰もが知っているかとは思いますが、大きく分けて2つのタイプに分類されます。
それは、ライトコンタクト(伝統派系)とフルコンタクト(極真系)の2種類ですね。
では防具空手やグローブ空手は?という質問はさて置き、この2種の空手がいま、オリンピック競技種目になろうと活発に動いています。
たくさんの流派でまとまるか?という問題
伝統派のまとまりは、そこそこできていると思います。
私はフルコンの空手の経験しかありませんので、私が感じているフルコン派というのを勝手に書くと、フルコン派は正直、最近まではバラバラでした。
それは、分裂や派生を繰り返して敵対してきた時期が長かったからなんですね。
しかし、近年「フルコンタクト空手ルールの統一」や「オリンピック種目」に加わって世界の市民権を得ようと団結し始めているんですね。
私的には、良いことだと思っています。
JKJOと新極真会で構成されている、「全日本フルコンタクト空手道連盟」が今年第一回の全日本大会を開くなど、急速に団結化が進んでいるように見えます。
ご存知の方も多いと思いますが、50年ほど前に、故大山倍達氏が日本で初めての直接打撃制(フルコンタクト)の極真空手を作りました。
フルコンタクトの歴史はここから始まったと言っていいと思います。
そこから分裂を始め、今では数えきれないほどの流派が出来ました。
また、極真の流れを全く汲まず、少林寺拳法の流れを汲む「白蓮会館」など珍しい空手団体も出来ました。
分裂には、いろんなシチュエーションがあって、私が思うに「円満退会」などないと思っています。
また、「永久追放」や「破門」なども、武道である以上、たくさんあります。
そうして出来た団体がひとつになるとは思えないというのが正直なところです。
100%は無理でも、オリンピック競技種目に向けて団結していくのは賛成です。
人間がやっている以上、100%はあり得ませんからね。
そんな署名に、私も名前を記入しました!
極真会館も4年に一度の世界大会を開いて、もう11回目を迎えようとしています。
しかし、オリンピックではありません。
是非とも、「2種類の空手」がオリンピック競技種目になって欲しいと思います。
しかし、先程も書いたように、オリンピック参加運動をしている、「日本フルコンタクト空手道連盟」に遺恨を持つ団体もあると思います。
「あそこがいるんなら、私は加盟しない」といった団体も少なくありません。
現に、新極真会がいるので、極真会館は加盟していませんよね。
そういう意味で、フルコン派がひとつになることは難しいかもしれませんが、オリンピックに参加できるということは凄いことですからね。
私は応援している訳です。
もしかしたらですよ、将来、私が道場(支部)を開いて、そこの門下生がオリンピックに行くことだって全くないことでは無くなりますからね。
指導者としては、ワクワクするんではないでしょうか!
緑代表も言っておられるように、オリンピック種目の見直しがされているんならチャンスです。
あと、6年ありますから、楽しみにしたいと思います。
ただ、一つ言いたいのは、競技化ばかりに捕らわれて、「武道」を忘れないで欲しいと思っています。
基本時には、実践にルールが無いように、武道にルールはないと思っています。
「空手のスポーツ化」だけには反対したい今日このごろです。
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