橋本真也VS小笠原和彦の試合を知っていますか?
空手をやっているモノからすると、空手に勝って欲しいと思うでしょうし、レスリングをやってる方からするとレスリングに勝って欲しいと思うでしょう。
本来、交わるものではありません。
空手は本来ルールのないところを想定しています。
プロレスには当然ルールがあります。
まあ、とは言え、空手の試合にはルールがあるんですけどね。
全盛期の橋本真也と極真全日本を引退したばかりの小笠原和彦だと、いくら極真が打たれる練習をしていてもプロレスラーのそれには敵うわけありません。
どちらも強いんです!
プロレスと比べる前に、空手対「中国拳法」とか「キックボクシング」とか「テコンドー」とか「柔道」「合気道」など、武道武術をするものにとっては必ず一度は考えたことのあるテーマだと思います。
それぞれ、良いところがあるのは当然、「こんなの使えるのかな?」という技もそれぞれ持っていると思います。
また、お国柄や文化の違いも関わってきます。
「何が強いか?」ではなく、「誰が強いか?」だと、私は思っています。
なんでも、練習を続けてる人には敵わないと思います。
「年齢の壁」もあります。
例えば、還暦を越えてもバリバリプロレスを出来る人はいません。
しかし、柔道や合気道、空手などにはたくさんいます。
元来、武道というものは「人殺し」の手段でした。
護身も含めてですが。
ですから、それぞれに「危険な技」、試合では「禁じ手」となっている技が沢山あると思います。
しかし、プロレスは「見せるためのもの」です。
「ショー」というのは好きではありませんが、良い意味で「ショー」です。
ほとんどは筋書きが決まっています。
この、動画の両雄も決まっていたかどうかは分かりませんが、普通は決まっているものなんですね。
分かっていても、観ていてハラハラするんです。
真剣勝負となると、総合格闘技の様になると思います。
それでも、ルールやレフリーはいるわけなんです。
何が言いたいかというと、スポーツや武道、武術を長くやっていると愛情が湧くものです。
男性なら誰しもが思う「強くなりたい!」と思う気持ちが前提で、「何が好きか?」になってくると思います。
私も、いろいろやってきました。
それぞれが「強い」「強くなりたい!」と思ってやってきましたが、行き着くところは「何が好きなのか?」ということでした。
人間がやっている以上、「絶対」や「完璧」はありません!
「その人が強い」んですね。
それぞれに、利点もあると思います。
広いところ、狭いところ、足場の悪いところ、服を着ているか着ていないか、素手なのか武器があるのか、ましてや、リアルストリートファイトに「始め!」とか「ゴング」はありません。
だから、たくさん修行している人が強いんです。
私が、極真時代、小笠原氏とスパーリングをしたことがあります。
強かったですよ。現役だったし、面白い人でした。
動画の「空手対プロレス」の初戦の相手の崔リョウジ選手も知っています。
優しい青年でした。
随分、話が反れてしまいましたが、どんなに強い武術でも、プロレスルールのプロレスラーには敵わないという事です。
彼らは、「技を受ける」こともプロレスの一部で練習しています。
だから、大体の技は「受けてくれる」と思います。
技の効果を見せないと、お客さんは面白くありませんからね。
ましてや、技を出させにようにするなんてもっての外でしょう。
だから、橋本真也が小笠原和彦のケリを何発も受けています。
たぶん、避けられると思いますよ。
そういう、意味でプロレスルールのプロレスラーは強いんです。
異種格闘技戦はルールを決めるのが難しいですよね。
ヒクソン・グレイシーなんかはかなりシビアな注文をしていたそうです。
やっぱり、勝たなければいけなとルールはかなり重要ですよね。
ですから、この動画の4戦は、「ショー」的にみると本当に面白いと思いますね。
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