那須川天心と言えば名前を知らない人もいるかとは思いますが、格闘技界では「神童」としていま最も注目されている選手の一人ですよね。
私も昨年から注目し始めてからというもの、物凄い快進撃で負け知らず、格闘技のジャンルを取っ払っても凄い選手だと思います。
もうこの記事を読んでいる人は今更どんな選手なのかを説明しなくともいいかとも思いますが、
生年月日 1998年8月18日
出身地 千葉県 B型
身長 162cm
体重 55kg
出身校 千葉県立松戸南高校
戦績 現在
アマチュアキックボクシング105戦99勝5敗1分37KO
プロキックボクシング19戦19勝15KO
総合格闘技 3戦全勝
極真カラテのジュニア世界チャンピオンから始まり、アマチュア、プロともタイトルを総ナメしています。
主戦場はRISEでKNOCK OUTの旗揚げから出場して、ムエタイ・ルンピニースタジアム現スーパーフライ級チャンピオンを後蹴りでKOしたのは鮮烈でした。
年末は総合格闘技団体RIZINにも出場し、3日間で2試合2勝というとんでもないことをやってのけています!
そんな天心選手を育て上げた父:那須川弘幸さんとはどんな人物でどんな教育方針だったのでしょうか?
また、世界チャンピオンの父親と言えば、亀田3兄弟の父親で亀田史郎氏が思い浮かびますが、ボクシング界から永久追放されています。
この二人の父親はともに格闘技のジャンルは別としても、世界チャンピオンを育てた父親として知られていますが何が違うのか考えてみました。
環境
那須川父と亀田父、世界チャンピオンの息子を持つってどんな気持ちなんでしょうね。
しかも自分が育て上げたんですから素晴らしいです。
しかし、この二人には環境のちがいもあったようです。
亀田史郎氏には二人の兄がいて、地元では大変有名だったそうです。
自信もプロボクサーを目指していたのですが、生活の為に断念してたようです。
そんな自分の夢を息子にリレーしたかったのでしょう、亀田兄弟が「ボクシングを辞めたい」といっても生活できなくなるからと続けさせたそうです。
また生活も苦しかったようで、興毅氏がプロとして生活できるようになるまで二人の叔父からの援助もあってなんとか続けることができたということです。
そして、ジムまでオープンしてトレーナーとしてやっていましたが、亀田父に関して調べれば調べるほどボクシング界でタブーとされていることや規約違反を繰り返しています。
これも幼少期の環境からくる性格もあると思われますが、仕方ないですね。
そこへいくと、那須川父は天心選手が勝利してリングにあがると涙を流して息子を「あいつスゲーよ!」と褒めまくっています。
多少ヤンチャはやってきたんでしょうが、しっかり常識をわきまえているように見えます。
那須川父に関してはまだあまりデータがでていませんが、2016年11月に千葉・松戸にジム「TEPPEN GYM」をオープンし、11月5日ジムオープニングパーティーが行われました。
自身も格闘技経験こそあるようですが、プロとしてまではいかなかったみたいです。
熱い期待
この二人の共通点と相違点は、言うまでもなく自分の子供が勝利したリングに上がる姿が物語っていましたね。
しかし、偉いと思うのは両家の子供たちです。
ボクシングとキックボクシングというジャンルの違いはあれど、しっかり所属団体で世界チャンピオンになっています。
どちらも親の期待を一身に背負って答えた訳です。
これはなかなか出来ないことだと思いますね。
亀田兄弟はかなりマスコミに取り上げられていましたから、「父親の言うとおりの練習をするのには恥ずかしかったし疑問もあった。」と後に答えています。
あのピンポン玉を至近距離から投げるのは、かなりテレビでも流れていましたからね。
興毅氏が世界チャンピオンになった時に、泣きながら「オヤジの指導方法は間違ってないんです!」と言ったのが忘れられません。
それほど「これでいいのか?」って思いながらやってたんでしょうね。
また、那須川選手の入場曲が矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」も父親の影響であることは間違いなりません。
年末の格闘技イベントの控室でのミット打ちを他の出場選手がポカンと口を空けて見入ってしまう程のレベルでした。
それを惜しげもなく見せてしまうのも、父親の作戦なのかもしれませんね。
まとめ
どちらの選手の父親も子供が可愛くて仕方がないことが伝ってきます。
自分の夢のリレーをすると決めて、それに向かって頑張る息子たちが可愛くて仕方がないのでしょう。
本当に羨ましいことです。
世間ではそうしたいけど、子供が親がやっていることに興味を持ってくれない、興味を持ってくれても結果が残せるかどうかは別問題ですからね。
その点、亀田兄弟と那須川天心選手は凄いです。
ただ、その性格が災いして亀田父は自分がいたい場所から永久追放されてしまいました。
ある意味子供の邪魔をしたとも言えるかもしれません。
せっかく子供が親の期待に答えてくれたのですから、おとなしく見守っていれば亀田興毅氏・大毅氏はもしかしたらもう少し現役を長く出来たかもしれません。
まだ三男の知毅選手が現役なので、もう少し期待をしたいと思います。
3人共世界チャンピオンに一度はなっていますからね、史郎氏のトレーニング方法も間違ってはいなかったということです。
それから那須川弘幸氏が会長を務める「TEPPEN GYM」ですが、那須川天心選手がこれからまだまだ伝説を残し続けると思うので天心選手にあこがれて会員も増えることが予想できます。
子供からアマチュアまで会員が増えたら、ジムとしてもいろんな大会で結果が期待できますからね。
現役チャンピオンのミットを持ってるトレーナーとミット打ちが出来るなんて夢のように感じるのではないでしょうか?
もうすでにジム生が結果を出しているそうです。
どんな練習をしているのか私も気になるところです。
また、一番の興味はK-1の武尊選手選手とのキック最強決定戦ですが、団体のシガラミもありなかなか実現が難しいようです。
今後の展開に期待しましょう!
【追記】
この記事を読んでくれた知人からの情報ですが、私も知っている先輩の息子ががどうやら那須川天心選手と同じ極真の道場で、天心選手はどうしてもその知人の息子に勝つことができなかったそうです。
天心選手のお父さんが先輩に「なぜウチの子のほうが練習してるのに勝てないんだ?おかしい」と聞いたそうです。
その先輩は「うちの息子は極真だけじゃなくキックの練習してるからだよ!」と言ったら、那須川天心選手もキックの練習をはじめて、それでキックボクサーになったそうです(*^^*)
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