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K-1の新星・武居由樹 ノンフィクション通りどん底人生からチャンピオンへ!

キックボクシング

唐突ですが、私は、マイクタイソンが好きです。

そして、浪速のジョーこと辰吉丈一郎もね。

ハードパンチャーでならした坂本博之(今の若い人は知らないかな?)もスキ。

なぜか。

そう、みんな少年時代は過酷な環境で育ち、才能とハングリー精神といい指導者との出会いにより、スターにのし上がったボクサーなんです。

坂本選手においては、食事は学校の給食のみで空腹のためザリガニも食ったと言っていますね。

そんな彼らの「生きざま」が好きなのです。

そして、この武居選手もです。

足立区の札付きのワルで、親子心中する寸前の状態だった、そんな少年がわずか数年でK-1のチャンピオンになった、その生い立ち、そしてその魅力にせまります!

実は足立区、ご近所なんですね!

武居由樹選手プロフィール

所属: パワーオブドリーム 
出身地: 東京都足立区
生年月日: 1996/7/12
身長: 168cm
クラス: -53kg,-55kg
スタンス : サウスポー
タイトル: 初代Krush -53kg王者 
戦歴:  11戦9勝(6KO)2敗  (2017年1月時点)
入場曲:  QUEEN/I WAS BORN TO LOVE YOU

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武居選手の少年時代

東京都足立区に生まれた由樹少年は、母親の女手一つで育てられました。

少年時代は、地元でも有名なワルで、小学生の時に毎日1万円を母親の財布から抜いては遊び代に使っていたそうです。

そしてその金額はなんと、総額にして150万円! お母さんは悩み抜いて親子心中まで考えました。

もし私に子供がいて、毎日1万円を子供に盗まれたら、やはり悩みますね、そしてきっと殴り倒しているでしょうね(苦笑)いや、捌いてるでしょうね!

お母さんの気持ち、ほんとわかるなあ。

ある意味、由樹少年は非常にラッキーだったですね。

なぜならば、きちんと叱ってくれる大人に出会えたからです。

それが、パワーオブドリームの古川会長なのです。

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不良少年から「Krush」王者へ

由樹少年は、10歳の時にパワーオブドリームの古川会長に出会います。

そして、古川会長夫妻と共に共同生活が始まります。

厳しくも愛のある生活、また練習を続けるには当然規律も必要になりますね。

徐々に、不良少年から戦う戦士へと変わっていきます。

そして、ついに初代Krush -53kg王者となったのです。

この古川会長がまた、凄いんですね。。。会長自身も少年時代はワルで暴れまくっていました。

そんな会長は、問題のある子供を引き取り共同生活し、キックボクシングを通じて人間形成を行っているのです。

悪さをすれば、会長にどつかれる事も当然あります。

会長も若かりし頃の自分にだぶらせて、チャンピオンを育てるんだという強い信念があったからこその成し遂げられたのでしょう。

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武居選手の戦い方、魅力

2017年4月22日の対久保選手とのスーパー・バンタム級王座をかけた戦いでは、武尊選手のようなローキックを軸に相手の出足を止めるというよりもジャブやフックからローキックを繰り出すというパターンが多く見られましたね。

パンチは的確に相手の顔面をとらえ、ボディにもいいパンチをあてていました。

武居選手は高校時代はボクシング所属だったようですね。

パンチがいいのはそのあたりの影響なのかも知れません。

しかし、パンチだけではありません。

ハイキック、時折見せると飛び膝蹴りなど、キックでも相手にダメージを与えていました。

この試合は久保選手も維持を見せ、かなりダメージを受けながらも立ち続けKO負けは逃れたものの、最後は武居選手が3-0の判定勝ちを収め、見事K-1チャンピオンとなりました。

2017.4.22 K-1 WORLD GP 武居由樹vs久保賢司 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦 (OFFICIAL)

パンチをあててからのキック、当てては少し距離を置き、出てくる相手にはいなしながらも自分のパンチを当てていく。

そんな戦い方は、「スマート」、「クレバー」な印象があり、派手では無いが最後には綺麗に勝つ事ができる選手なのではないかと思います。

私はボクシングやキックボクシングは、「スピード」と技の「コンビネーション」だと思っているので、それを今よりももっともっと磨けば、武尊選手を越える凄い選手になれるのでないかと思っています。

今後の成長、活躍に期待したいです。

そして、どれだけ強くなるか長い目で見守っていきます!

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