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元芦原会館ロサンゼルス支部長の廣原誠氏の「心体育道」とは?

心体育道

サバキ系空手をやっている人で、廣原誠(旧姓 吉田誠)氏を知っている人も多いと思います。

広島に本部がある心体育道の創始者ですね。

芦原会館の支部を開設して、ロサンゼルスから帰ってきてから独立したようです。

芦原会館先代館長に実力でも最も信頼されていた一人です。

芦原会館から独立したということはやはり先代館長に翻弄されたんでしょうね。

私が動画で観る限りは、技術・実力もかなり高いと思います。

プロフィールについては動画を観て頂くとして、心体育道とはどういうものなんでしょう?

サバキ空手にある「無理・無駄・隙」を取り除いた武道と説明があります。

確かに「上段回し蹴り」などは実践ではリスクが高いです。

ましてや「飛び後ろ回し蹴り」なんて使うことはないでしょう。

空手の型の中に組み込まれている技は、肉体操作や技のバリエーション、体重移動やバランスの重要さを身につける為だと解釈しています

しかし、心体育道の稽古方法は対人と型のようで、その型の中に派手な技を取り除き実践で使える技の中でも効果的なモノを凝縮した感じです。

従って「型=実践」を想定しているということになります。

元々は空手もそうなんですけどね。

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本当に使えるのか?

技というモノは、「使えるまで稽古する」ものだと思っています。

これは苦手だから形だけ」という風な練習をしていたら一生出来ないでしょう。

型は相手の動きを想定して出来ています。

もちろん型通りに相手が動いてくれるはずもないので、その型の動きからバリエーションを練習するんですね。

また、「空手は行ってる人の数だけ流派があるようなものだ」とも言われています。

いくら芦原英幸が偉大で強くても、弟子の全員が全く同じ感性を持っている訳ではありません

共感や憧れはあると思います。

でなければあれほど、芦原会館に実力者が集うことは無かったでしょう。

ある程度、サバキが身に付いたら「自分だったらこうしたいな」ということも増えてくると思います。

そこで、廣原氏は自分の考える「サバキ」を追求したんだと思います。

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心体育道には空手の様に、その場に留まって突いたり蹴ったりする稽古がありません。

常に動きながらの突き蹴りの練習を行ってる様です。

そこで、「私だったら、初心者には三戦立ちや騎馬立ちからの基本稽古が必要だと思うんだけど・・・」とここにも私と廣原氏の感性の違いが出てくるわけです。

これは私の印象ですが、全くの初心者から学ぶ心体育道は難しい様に感じられます。

ある程度の経験者でなければ、技や動きの理解をするのは難しいのでは?と思ってしまいますね。

私が入門した訳ではありませんのでそこは何とも言えませんが。

また、相手を想定した型ではありますが、相手の突きや蹴りを出したらそのまま動かない状態で捌くという印象でした。

出来たら凄いと思う動きも多々あります。

しかし、これは最初に書いたように出来るまで稽古する事が重要です

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まとめ

最近、心体育道は廣原氏の高弟達が独立をした様です。

これも変わったシステムだと思うのですが、免許皆伝を渡した弟子は本部に所属せず、自分たち一流派として運営していくみたいです。

普通は、本部が月会費や登録料を取って運営していくものなのですが、弟子を独立させるところは廣原氏らしいのでしょうね。

心体育道に試合や組手はありません。

危険すぎて使えない技ばかりだそうです。

これは私がある支部に問い合わせて言われた事です。

本来、実践ではルールはありませんからそれで良いと思います。

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芦原会館の関東地区は積極的に試合に出ていますが関西地区はほとんど出ていません。

これも関東と関西の師範の考え方の違いが反映されています。

流派が大きくなればなるほど、規則や規約はまとめなくてはいけません。

弟子の中にも考え方の違うモノも出てくるでしょう。

それが嫌なら「独立」しかないわけです。

そうやって流派が分裂していくのは空手だけではなく武道・武術にはつきものなのです。

現在、広島を中心に広まっている心体育道ですが、東京にも支部はあります。

まだ全国区というわけでは無いようです。

気になるようでしたら、その門を叩いてみては如何でしょう?

DVDを観た時に、面白いところを発見しました!

それは、ナレーションで「心体育道には、中段以上の蹴りが存在しません!」といいながら中段蹴りをしていました。

下段蹴り」だけではさすがに、捌くのは難しいでしょうね。

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