2015/4/5に開催された、新極真の全関東大会に行ってきました。
試合数だけでも結構ありますので運営サイドは大変だったと思います。
コートだけでも、5つありました。
その内3つが少年部が占め、2つのコートで一般部と女子部、シニアクラスをさばいていました。
審判だけでもかなりな人数が揃わないと出来ない大会ですよね。
「ミニ全日本大会」なんて言われたりしているそうです。
凄い試合数
私のお知り合いというか先輩でもある方が出場されていたので応援も兼ねていました。
暫くフルコンタクトの空手の試合には行ってなかったので新鮮でした。
私のお知り合いがエントリーしていたのは、60歳以上の部で第一試合から数えると60試合目ということで、9:30のか開始期後に始まった試合ですが、13:00ぐらいの出番となりました。
試合は残念ながら敗退してしまいましたが、久しぶりにセコンドに着かせていただき、声を荒らげて応援するのは良いストレス発散にもなると思いましたね。
少し、今までの審判と違ったのは、判定を取る時に、主審も一緒に手を実際に上げて判断を表すというところでした。
通常は4人の副審が判定を出して、その後主審が判定をするという方式でしたが、副審と一緒に判定を出すというのはクリアな感じがしていいと思いました。
ただ一つ残念なのは、例えば副審が赤に2本、白に2本の旗が上がったり、赤に2本、引き分けに2本上がった後の主審の審判で結果が変わるという醍醐味は無くなってしまいました。
これもオリンピック参加へのクリアな採点方式でのアピールなのかもしれませんね。
技術の向上
試合の中身はと言うと、技術の向上がハッキリと出ていますね。
採点方式やルールの変更では選手が対応するのに多少の時間が掛かりますが、すっかり定着をして選手ものびのび試合をしていたように見えました。
これは私の印象ですが、極真の方が少しだけルールに厳しいと感じました。
すこしの押し、掴み、掌底の押し、などは極真の方が厳しく、新極真の方が多少細かいことは言わずにやっていて、新極真の方がやりやすそうな印象でした。
オリンピックを意識してか本当にどのクラスも技術が向上していましたね。
また、細かく階級も分けられていて、入賞もしやすくなっていて、選手は励みになると思いました。
40歳から5歳刻みで体重別に分けられたクラスは大変公平だと思いましたが、その分審判や経費はかかって大変だと思いました。
まとめ
本当に大盛況に見えた新極真の全関東大会でしたが、これもオリンピックへ向けてのアピールも兼ねているはずです。
私もフルコンタクト空手のオリンピック参加を望んでいる一人ですが、極真の松井館長が全空連側と対談して「ポイント制」のクラスを作るというのは、ピンチな気がします。
実際、これまでオリンピック競技で、肉体へのダメージでの勝敗を付ける競技が無かったからです。
やはりオリンピックである以上「安全」ということは欠かせないでしょう。
それでも怪我人は出るわけですから、肉体へのダメージを審判する競技が理解されるかにかかってくるかもしれませんね。
フルコンタクト空手人口が増えることはプラスだと思いますが、大山総裁が断念したぐらいのことですからこれからのアピールの方法も考えなければいけないように思います。
今回の全関東大会で入賞した人もたくさんいますし、その分悔しい思いをした人もたくさんいる訳です。
それをバネに次回は更なる参加人数での開催を期待したいと思います。
試合結果はこちら!
コメント