巷では、「空手」と「カラテ」の違いが分からない方もたくさんいます。
ポイント制とフルコンタクト制の違いですね。
これは無理もないでしょう。
レスリングの「フリースタイル」と「グレコローマンスタイル」の違いというよりも、2種類あることすら知らない人も多いと思います。
メジャーではないスポーツも入賞する選手がでると、一気に注目されますよね。
カヌーの羽根田卓也選手なんか、イケメンだしマッチョで人気急上昇中です。
また、卓球も日本は昔からそこそこ取り上げられてはいましたが、水谷選手がリオオリンピック・シングルスで男女通じて日本人初のメダル(銅メダル)を獲得したことで改めて男子卓球も注目されるようになりました。
今は、中学生で「チョレイ!」の張本智和選手が、その水谷選手を下したことで注目されています。
将棋の世界でも、将棋の最年少棋士、こちらも中学生の藤井聡太四段が29連勝という大記録を出し、連勝記録を更新して世間を驚かせています。
どちらも中学生ということで、凄いですよね。
自分が中学生の時に、ジャンルはどうあれ大人と五分で戦うことなんか想像できませんでしたけどね。
これからも、大人顔負けの中学生・・・もしかしたら小学生まで出てくるかもしれません。
少し前に女子サッカーが世界一になった時に、女子サッカーと男子サッカーのプロの年収など待遇の違いが凄いことが取り上げられていたことがあります。
女子サッカーのプロ選手でもアルバイトをやりながらプレーしていることが、少なくないことに驚きました。
最近では、先程の卓球の水谷選手が年収1億円ということを公表して注目を集めました。
水谷選手が言うには、「卓球選手だって1億円プレーヤーになれる」「卓球少年少女に夢を持ってもらいたくて公表しました。」といって話題になりましたよね。
私も「そんなに稼げるんだ!」って驚きました。
とうことは、オリンピック種目に決まった「空手」でも同じことがあっても不思議ではないということになるのか?って考えたんですね。
「空手のプロ選手 年収1億円」も夢ではなくなるかもしれませんよね。
スポンサー
やはりプロ選手にとって、スポンサー収入が柱になると思います。
広告料ですよね。
注目されているスポーツ選手を使った宣伝が、メーカーには非常に効果的な商品戦略になると思います。
テニスの錦織圭選手なんて、推定年収30億超えてるとか言われてますよね。
スポンサーの商品を身に付けてプレーすることによって、「私も同じものを身に付けたい」と売上が凄いことになりますよね。
契約料以上の効果を期待されるわけです。
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いま注目が集まっているのは、藤居聡太四段が子供の頃に遊んだオモチャで、スイスのキュボロ社の玩具「キュボロ」が入手困難になっているとテレビでも見ました。
将棋やスポーツを問わず、凄い少年少女が出てくると、それにあやかりたいと少しでも同じモノを与えて同じようになって欲しいと願う親がいかに多いか分かります。
では、今度の東京オリンピックで正式種目に決まった「空手」のプロ化を考えると、どうでしょう?
空手着にスポンサーのワッペンでも貼りますか?
空手では、ボクシングの様にトランクスにスポンサーの名前を貼って宣伝するということが想像できません。
空手着の後ろに貼って、試合をする姿が想像できないんです。
空手着なんて、扱ってるメーカーなんて少ないですし・・・
しかも、テレビ中継でもしてくれないと試合をみることも出来ません。
試合以外でも、注目されてプライベートまでメディアにでる空手選手も想像できないんですわ。
まとめ
いま、「空手はスポーツ」とか「カラテは武道」とか言われています。
私はそのどちらもあると思っています。
ちょっとずるいですかね^^
空手がプロ化されて、スポンサー契約なんかが始まったら、いま空手をやっている子供を持つ親はさらに応援するんですかね?
フルコンタクト空手をやっている子供を持つ親は、「伝統派に変えなさい」なんて言ったりするんでしょうか?
武道である以上、「道」を学ぶためにやっていると思います。
完全に空手がスポーツというならそれも有りかもしれませんが、私はそうはなってほしくないです。
どちらかと言うと、私は「空手は武道」派ですから。
でも、「空手でメシを食う」ということに関していえば、そうなって欲しいと思っています。
あることを突き詰めた結果、それが生活の生業になっているということが「空手」でもあって欲しいんです。
フルコン系の大手の流派では常設道場を構え、月謝も1万円前後で先生は空手が職業ということが普通です。
それはそれでいいと思います。
「仕事はなんですか?」
「空手の先生やってます!」
なんてカッコイイと思うのは私だけでしょうか?
とにかく、オリンピック種目に決まったことで間違いなく空手人口は増えると思います。
極真会館の松井館長もそれも目的の一つとして、全空連と手を結んだんでしょうかね?
「松井派は門下生が減っている」、と聞きますから運営側も必死なのかもしれませんね。
ただ、ずっとオリンピック種目で有り続けることも大変だと思います。
柔道のようになる日は来るのでしょうか?
私は「フルコンタクト空手もオリンピック種目に!」という全日本フルコンタクト空手道連盟の署名にサインしましたから、今回がダメでも運動自体は続くでしょうね。
またちょっと残念なのは、「1000年に一人の逸材」と世界から認められている体操の内村航平選手は、ネット調べだと水谷選手の1/10程度だと言われています。
でも最近スポンサー契約したようです。
あれ程の選手ですから、お金をたくさんもらってもいいと思います。
明らかに空手より注目されていそうな、体操でもそんな感じですから期待し過ぎはよくないかもしれませんね。
でも、いつか「空手で年収1億円」も夢ではないことを誰かに証明して欲しいです。
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