2010年に発足した、「京都の空手 京空会」ですが、元元芦原会館京都統括支部長だった鈴木義受氏が代表師範を務めています。
芦原時代から「捌遊戯(サバキゲーム)」を主催されていて、関西では大きな規模で毎年行われているようです。
普通のフルコンタクトの空手の試合形式では無く、また円心会館の様でもなく、オリジナル性に富んだ内容で面白そうに見えました。
手を合わせてスタートするところなんて、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」をイメージさせられます。
意図しているかもしれませんが、面白いですよね。
円満退会
2010年に芦原会館を「円満退会」された鈴木義受師範ですが、このサバキゲームの発展と継続のために独立された様です。
要するに、芦原会館の本部からは自由にはやらせて貰えなかった事が原因だと暗に伝わって来ます。
自分の所属したいた支部が、芦原から正道館になっても残ったところは男気を感じます。
もしかしたら他の理由があったかもしれませんが・・・
詳しいことは分かりません。
二代目になっても芦原京都を守ってきたのに、「サバキゲーム」に人気が出てしまい仕方が無かったのでしょう。
ただ「円満退会」と書かれていましたが、武道の独立に「円満」はあるのでしょうか?
正直それはあると思います。
しかし、京空会が発足した時に同時に芦原会館を退会した人がいて、「芦原に戻りたい」と館長なのか本部役員なのか分かりませんが、伝えたら断らたというのを聞きました。
要するに、「独立した流派についていったからには、ウチには戻さない」ということです。
これは「円満退会」なのでしょうか?
もしかしたら、「そんな軽い気持ちで付いて行ったのか!」とある意味教育的指導をしたのかもしれません。
そんな京空会ですが、芦原時代から縁のある海外の芦原や流派とは今だに交流を持っている様です。
これは「カラテ」を通じて「武縁」でつながるということでは良いことだと思います。
芦原会館も国内では、頻繁に出稽古が行われてると思います。
極真会館みたいに、「出稽古料¥1000+消費税」とかお金を取りませんから良心的ですよね!
私個人的には、「同じ流派なんだから改めて出稽古にお金を払うのはおかしい」と思ったりしています。
そうなるともはや「カラテ=商売」ですね。
極真会館や新極真会などでは、先生がカラテを職業にしている人も多いので仕方が無いのかもしれません。
常設道場を運営する厳しさは少なからず理解できますから。
ただ、私的に「出稽古料¥1000+消費税」というのが、淋しいだけです。
サバキゲーム
そんな「サバキゲーム(SB)」ですが、毎年参加団体も増えてきている様です。
本当に珍しいルールのため、フルコンタクトルールより実践的なのかもしれません。
また、安全性にも大変考慮しているように映ります。
このルールでフルコンカラテの選手が対策稽古しないで参加したら、あっという間に倒されてしまうのでしょうね。
フルコンルールでは、転ばされてもなんの減点やポイントにもなりませんからね。
私も機会があれば一度見に行こうと思います。
まとめ
京都の空手「京空会」ですが、芦原会館を抜けたことで、独自の型も出来ているようです。
初めの頃は、芦原カラテの型だったと思います。
芦原会館が極真会館から独立したての頃は、普通に極真の型やってましたからね、それと同じです。
独立した時にはオリジナルの型ができてたら、いつから独立の準備してたんだ?ってことになりますよね。
サバキゲームを主催しているだけあって、少しづつ京空会も大きくなってきているようです。
面白いといか、アットホームだなって思うのは、鈴木代表師範が「京太郎」鉄板焼屋を経営されてるので、そこに行けばいつでもカラテトークができるところも羨ましいです。
これからも交流団体も増えて益々盛んになる大会になるのではないでしょうか。
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