今や、マニアの間で「四国」と言えば、「捌き系空手発祥の地」として知られていますね。
その四国でも愛媛県ですが、芦原会館が35年前にスタートした訳です。
先代の芦原英幸館長はそれは大変努力されて空手の普及に努めたと思います。
四国といえば、香川県に総本山を置く少林寺拳法が大変有名です。
私も一応、学生時代に初段を頂きましたし、その時学んだ技のほとんどを覚えています。
過去、日本で一番の武道人口を誇った少林寺拳法ですが、ピーク時には20万人もの拳士が集っていたそうです。
しかし、現在は4万人ほどに落ち込んだという噂も聞きます。
武道というのは、長く続ける事が本当に難しいものです。
武道をやってる人は感じることがあると思いますが、趣味の範囲を越えて人生にも影響してきます。
まあそれでこそ修行している甲斐があるというものなんですが、仕事や生活に大きく影響してきます。
惜しまれて
話が脱線しましたが、「中元会館」ですが、愛媛県と高知県、熊本県に支部があるようです。
元々は芦原会館先代の右腕だった中元憲義師範が、平成13年に独立されて立ち上げた捌き系の空手流派です。
中元館長は芦原会館時代、門下生からも大変人望が厚かったと聞いています。
先代亡き後、二代目を支えていたのにどうして芦原会館から去ったかは分かりません。
一つ言えることは、二代目体制と考え方に違いが出てきたということではないでしょうか?
ネットでは言いたい放題ですが、中元館長を「芦原会館最後の砦」として、去って行かれた時には残念との声が多かった様です。
「捌き」には芦原会館の古い師範しか知らない技術がたくさんあり、「危険だから」と先代館長が特定の側近しか教えなかった技がいくつもあったと聞きます。
そのような技術は、実際のところ見てもどれが本物なのか分からないし、これから芦原カラテを始めたとしても末端の門下生には伝わらないのが事実でもあると思います。
ただ、技術というのは、受け取る側の力量や感性で変わってきます。
それは先生は一人なのに、生徒が10人いれば10通りの伝わり方になるからなんです。
そう思うと、芦原先代館長の「裏の捌き」はもう世に出ないということになりますね。
本当に勿体無いと思います。
どこで学べるのか?
では、芦原先代館長に学んだ古い師範が立ち上げた流派に入門すれば、そういった技術が学べるのか?といえば、それは無理でしょう。
これは、私の思っていることなので、実際には分かりません。
大会を開催している流派では、ルールというものがありますから、「危険な裏ワザ」なんて教えないと思うからです。
もしかしたら、「心体育道」では試合では使えない技術を教えているとのことなので、「裏の捌き」を廣原代表が伝えているかもしれません。
【元芦原会館ロサンゼルス支部長の廣原誠氏の「心体育道」とは?】
芦原先代館長に仕えていた、古い師範達が立ち上げた流派を一つ一つ入門して周るわけにはいきませんし、何年掛かるかわかりません。
技は進化します。
もちろん、古い技だから使えないということはありません。
同じ技でも、受け取る側の感性で変わってきます。
ということは、今の芦原会館のマニュアルでも、十分発展させることは可能ですし、マニュアル全てをマスターするにも時間が掛かります。
そう思うと、身近で通える距離の道場に行くのが無難に思います。
まとめ
道場とは、少なからず、「道」を学ぶところだと解釈しています。
好きな流派や好きな先生に学べたらそれに越したことはありませんが、長く続けるには長く続けられる環境も必要です。
ネットでは、中元会館の東京支部や関西支部の解説を熱望する記事が見受けられます。
実際、会ったことがない人々にまで必要とされている中元憲義館長とはどういう人物なのでしょうか?
ぜひお会いしてお話を聞いてみたいものです。
地元テレビ局も取り上げていたし、地元に根付いてるみたいです。
それほどの人物に私もお会いしてみたいです。
中元会館の発展を応援します。
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