これはフルコンタクト空手道連盟が本当に窮地に追い込まれてきました。
先日の6月6日(土)7日(日)大阪府立体育会館にて行われた極真会館の全日本ウエイト制大会で挨拶をされました。
そこで、「極真会館と協力して2020年の東京オリンピック参加を目指していきたい」とコメントをしたとヤフーニュースに出ました。
また、残念ながら2つのルールでのオリンピック参加は不可能だから、極真の選手も今からトレーニングを積んで参加して欲しいという旨のコメントをしたそうです。
また、大阪経済法科大学空手部の模範組手が披露されて、全空連の幹部による解説も行われたそうです。
このことが何を意味しているのか?
フルコンタクト空手道連盟としては非常に不利な立場に追い込まれてきました。
更なるアピールやアプローチを考えていかないとマズイことになりそうです。
極真会館は本当にポイント制スタイルの選手を育成して、伝統派スタイルの空手でオリンピック参加をするのか?
全空連が協力しだした事は確かなようです。
また、8日にIOC=国際オリンピック委員会の理事会で、東京オリンピックの追加種目を選ぶ時の基準が決まったそうです。
開催国での基準は35項目にもなるそうで、人気度やトップ選手の実績や過去の世界大会のチケットの売上なども入ってるそうです。
その辺は、フルコンタクト空手界でも問題なさそうですが、流派が多すぎるのがやはりネックなような気がします。
フルコンタクト空手では、毎年何十人もの全日本チャンピオンが誕生します。
流派によっては微妙にルールは違いはあるものの、大差はありません。
フルコンタクト空手道連盟も既存の流派の2/3が加盟しているとはいえ、まだ1/3は加入してないってことですからね。
その分、観客も分散しているということです。
フルコンタクト空手界の坂本龍馬
前回も「分裂」ついて書いたのですが、「お金や利権」問題での分裂や独立では、再び手を結ぶのはなかなか困難です。
しかし、人間が行ってる以上完璧はあり得ませんから、不可能ではないと思います。
新極真が中心となっているフルコンタクト空手道連盟と極真会館や正道会館が再び手を結ばないと、フルコンタクトルールでの参加が危ぶまれます。
幕末で言うところの「薩長同盟」とでも言いましょうか。
フルコンタクト空手界に「坂本龍馬」が必要なんではないんでしょうか!
どこにいるんでしょうか?フルコンタクト空手界の坂本龍馬は!
いつも全空連と松井館長が仲良くしているところをニュースで見るたび、大山総裁がご存命ならなんて言うのか・・・気になります。
このことで、極真会館から離れていく幹部は出てこないのでしょうか?
そうやって流派が増えていくのも否めません。
ポイント制より直接打撃制がやりたくて入門した者100%ですからね。
松井館長はポイント制だろうがなんだろうが、オリンピック参加により門下生が増えることを狙っているのは分かります。
しかし、本当にポイント制ルールでのオリンピックを目指すのであれば、極真会館には入らないと思うのは私だけではないでしょう。
「2つのルールが習得できます」とか謳うのでしょうか?
何にせよ、時間がないのは言うまでもありません。
緑代表も次なる手を早急に打たなければならなくなりました。
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