昨年から始まった格闘技イベント「RIZIN」ですが、今年も大成功したようです。
世間にはそのように見えてると思います。
昔からの格闘技ファンにはたまらない一時だったと思います。
私も楽しみにしていたイベントなので、勝手に思ったことをレビューしたいと思います。
私はさいたまスーパーアリーナには行ってないので、「格闘技EXPO」まではどうだかわかりません。
ただ、制作会社は「格闘技EXPO]を単体で人を集められるイベントにしたいと目論んでるようです。
そのためには、やはりアマチュアプレーヤーの中からスターを作っていかないといIけないと思うし、そのためにはプレーヤー人口を増やしていかなければいけないと思います。
やはり子供の格闘技人口が非常に重要になってくるでしょう。
またオリンピック種目であるレスリングや東京オリンピックから正式種目になる空手の中から選手のプロへの転向の道筋を構築してく必要があると思います。
空手道場などは、子供の門下生がいないと道場として成り立ちません。
話が先走ってしまったので元へ戻します。
今回は試合の勝ち負けにはあまり触れずに、RIZINが長く続くにはどうすればよいかについて綴りたいと思います。
RIZINの世界チャンピオン
今年初の無差別級チャンピオンはミルコ・クロコップになりました。
デビュー時期から見てた私は嬉しいですが、反面「他に強い選手がいないのか?」ということが懸念されました。
世界中に沢山の格闘技団体があります。
RIZINはそういう団体の垣根を超えてRIZINルールで世界一を決めようという趣旨で始まったのだと解釈していますが、始まったばかりの団体ですからまだまだ他団体の代表選手は呼べてないようです。
日本の格闘技団体は、大体助けあって運営していこうという空気が流れていますが海外まではまだ届いていないのでしょう。
過去「PRIDE」で活躍した選手を呼び戻すことにも力を入れているようですが、それだけでは存続していくのは厳しいと感じているのは私だけではないと思います。
PRIDEが消滅して8年ですか?それまでにすべての格闘技団体で世代交代はあったはずです。
当時のチャンピオンが未だにチャンピオンのままでいる団体はないんではないでしょうか?
これは私が世界中の格闘技団体を調べあげたわけではありませんので定かではありませんが、そんなチャンピオンがいるなら教えていただきたいと思います。
まずは日本の格闘技ブームの底上げが急務だとは思いますが、RIZIN以外の団体でゴールデンタイムでOAだきる団体はありませんからね。
K-1も深夜帯のOAだし、一昔のような格闘技ブームは再び来るのでしょうか?
と、「そんなことを言ってても何も始まらない、とにかく始めないと格闘技ブームは再び来ない」と思ったイベンターたちが集まったとは思いますし私も応援したいです。
大晦日は紅白よりも格闘技ですからね!
なんだかまた話が脱線してしまいましたが、要するに各団体毎のチャンピオンがいるわけですが新陳代謝ができていない団体は存続が難しいと感じているということです。
今は始まったばかりなので、PRIDE時代の有名選手の呼び戻しでも注目はされると思いますし私のように昔からのファンにはたまらないと思いますが、これから長く続けていくにはいろんな団体からチャンピオンクラスの選手を招致できないと厳しいと思います。
しかし、チャンピオンクラスの選手がマニアには知られていても普通の格闘技好きには知られていないことが問題のような気がします。
格闘技団体はそれぞれの興行を打つだけでも相当な費用とリスクを負っていると思いますし、テレビで放送できるほど潤沢に資金があるところはほとんどないでしょう。
それが各団体全体で、深夜枠でも試合がOAされてくるとまた状況はかなり変わってくると思います。
しかし、ネガティブな意見ですが難しいでしょう。
また、団体のチャンピオンが負けたらその団体自体が弱いと解釈されかねませんからね。
簡単には現役チャンピオンは出さないでしょう。
でもファンはそれを観たいというものですしね。
10〜15年前の様な格闘技ブームまで戻すのはまずできないというのが私の正直な意見です。
でも私はこの私の感想を覆してくれることを願っています。
女子格闘技
昔はほとんど注目されていなかった「女子格闘技」ですが、近年のブームには欠かせなくなってきています。
現在のスターといえば、「RENA」でしょう。
また、ギャビ・ガルシアにも注目が集まっているようです。
ただ、関係者に話を聞くとギャビは態度が悪く扱いに困っているという噂も耳にします。
急にスター扱いされれば、格闘技やってようがアイドルだろうが天狗になって当然です。
それでも「所英男」のように謙虚を続けていると、誰にでも好かれる格闘家になると思うのですがね。
とにかく、これからの格闘技ブームに「ジョシカク」は欠かせないものになってきたということです。
興行自体は?
では視聴率もスポンサーを獲得するのに重要ですが、チケットの売れ行きはどうなのでしょう?
これも厳密にはわかりませんが、本番直前は「たたき売り」状態でしょう。
チケットはファンクラブメンバーから先行予約できたりしますよね。
それが一般販売になり当日券になったりするんですが、売れなければ空席が目立つことになってしまいます。
そうなると、選手のテンションが上がるとか下がるとか言う前に、視聴率もそうですがテレビで中継されたとき客席がスカスカだとスポンサーの付きにくくなるのです。
スポンサー収入はイベント会社にとって死活問題です。
そのため、とにかく席を埋めることに注力します。
その結果、身内や関係者には半額以下または招待券にするという自体になるんです。
それどころか、直前期は会社から「招待でいいから席を埋めろ!」と社員全員に命令が下ります。
そうなると「タダで行けるイベント」という印象になってしまうのが関係者の間では普通でしょう。
観に行きたいときは、チケットを予約する前に関係者に知り合いがいれば、一声かけてみるのも手かもしれませんよ。
そのセオリーがRIZINにも少なからず当てはまっていることでしょう。
小さなスポンサーでも買ってくれる枚数でかなりチケット単価が違うなんて当たり前!まあこれはチケットに限ったことではありませんけどね。
まとめ
なかなか一言では言い尽くせないですが、40代以上の選手をみたら誰でも「ピークは過ぎている」と感じるでしょう。
レジェンドファイターばかり扱うのにもすぐに限界がくると思うのです。
やはりピーク状態のチャンピオン同士で「今現在、一番強い選手はだれ?」ということが一番知りたいことですからね。
選手の開拓育成が重要ですが、いつまで持つかわからないこの格闘技プチブームではそれほど時間がないと感じてしまうのです。
「持つか」と書いた時点で、「ずっと続かない」ということが分かると思います。
やりたいことを仕事にすることほど幸せなことはありませんが、このブームの間にEXPOなどを一つのイベントとして確率させることは指南の技でしょう。
RIZINが終焉を迎える時に、格闘技EXPOが独り立ちしていることはまずないでしょう。
これも私の見立て違いであってほしいと願うばかりです。
それと気になるのは、関係者から「RIZINといえば、さいたまスーパーアリーナ」というイメージにしたいと聞いていましたが、次回は横浜スーパーアリーナで開催するみたいですが、さいたまスーパーアリーナとの折り合いが気になります。
埼玉県も巻き込んでRIZINを世界に発信したいと代表も言ってたように思ったんですが・・・
もっと気になるのは、運営会社の社員が毎月一人程度退社しているという噂ですが、社員の業務の厳しさや会社の方向性や将来性を信じられないということではないでしょうか。
まあ、ステージに上るのと同じで「見るとやるとは大違い」ということを理解せず「採用情報」を見て応募するファンの気持ちも分からんでは無いですけどね。
一年中社員募集している会社にはリスクがあるとういことを知っておきましょう。
まだまだ書ききれませんが、ネガティブな情報もたくさんある格闘技イベント「RIZIN」ですが、ピークを過ぎたレジェンドファイターにこだわり過ぎず、「いま一番強いのは?」にこだわってもっとファンの観たいカードを組んでできるだけ長く続けて欲しいと思います。
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