先日出版された「フルコンタクトKARATEマガジンVOL.3」では、元スタントマンで俳優でもあった井上誠吾館長率いる「誠真会館」の特集でした。
なかなか興味深い内容でしたね。
私は「真田広之」が好きで、若い頃は真田広之の出演している映画は全部観ました。
ということはもちろん「JAC(ジャパン・アクション・クラブ)」にも興味があった訳ですが、田舎者には夢の様な世界でした。
最近、注目していた誠真会館の館長が元JACメンバーだったとは驚きです。
館長はどういう人物だったのでしょうか?
現在のJAC?JAE?とは?
元々、千葉真一氏が起したJACは現在JAE(ジャパン・アクション・エンタープライズ)となっています。
それは、千葉真一氏が看板をもって出た為だと思います。
内情は分かりませんが、サニー千葉としてアメリカでの活動が引き金になったのではないでしょうか?
JAEと名前を変えるまでは、真田広之をはじめ志穂美悦子、黒崎輝、高木淳也、伊原剛志、堤真一などアイドルまで排出していました。
アイドル関係では、JACブラザーズ、JRスリーなどがいましたが、ジャニーズに潰された様になってしまいました。
本物のスタントマンが歌を歌うのには違和感ありましたが、アクロバットではジャニーズが敵うわけありませんからね。
現在活動中のJAEは仮面ライダーはじめ戦隊物や映像全般で活躍しています。
ではJACはどうなっているかというと、元と言ったらおかしくなるかもしれませんが、14期生の西田真吾氏を代表として「JAC」として活動しています。
顧問には当然千葉真一氏がいる訳ですが、運営にはあまり携わっていないようです。
「第三のJAC」を作らないためにもその方がいいかもしれませんね。
誠真会館とは?
話が脱線してしまいましたが、井上館長は元々松濤館をやっておられたようで、その後極真に長く在籍されていたようです。
指導力には定評があり、そこから独立されたようで、独立したばかりの頃は他流派から嫌がらせもあったと聞いてます。
西荻窪に総本部を構え、最近もまた増えて20の支部で活動しています。
全日本大会や関東大会も開催しており、年々参加選手も増えてきているそうです。
フルコンタクトKARATEマガジンの表紙には、元JACメンバーも映っていますね。
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金髪の人物は、「宇宙刑事ギャバン」を演じた大葉健二氏ですよね。
我々オヤジ達のヒーローと一緒に稽古できるなんて興味が湧きます!
実は誠真会館の初期の頃のホームページには、千葉真一氏も載っていました。
本を読んで驚いたのは、もうすでに二代目の館長が決まっているということ!
これは驚きました。
井上館長が信頼できる弟子をすでに決めているということで、極真みたいな揉め事はなさそうです。
独立当初は、JACでも空手を教えていたみたいなんですが、現在は行われていません。
余談ですが、現在のJACの西田代表ですが、元芦原会館の黒帯だそうです。
気になる方は門を叩いてみてはいかがでしょうか?
まとめ
昔の俳優には空手経験者が多かったといいます。
柔道や合気道の経験なんかも必要とされていました。
それは今と違って、時代劇がたくさん製作されていたからなんですね。
時代殺陣に役立つ武道は必要だった訳です。
またJACの様な現代アクションには空手は必須だったと思うし、そうなってきたのは千葉真一氏がスタントチームとしてのパイオニアを創ったからだと思います。
そこから本物も出てきてもおかしくありませんから、「元スタントマン」が空手の一派を起こしても私は不思議とは思いません。
そんな誠真会館ですが、弟子たちも他流派の大会なんかに出て良い成績を残しているところも素晴らしいと思います。
井上館長にはこれからも頑張っていただき、アクション俳優の登竜門の一つとしてフルコンタクト空手の普及に貢献していただきたいと思います。
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