押して忍ぶ武の道.club https://sabaki.club 武道武術、格闘技のジャンルは問わず、私が勝手に想うところをお伝えしたいと思います。 Thu, 08 Feb 2024 01:08:12 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 40代向けおすすめ格闘技ガイド!始めるならこの武道がベスト https://sabaki.club/1299.html https://sabaki.club/1299.html#respond Thu, 08 Feb 2024 00:53:07 +0000 https://sabaki.club/?p=1299   40代から始める格闘技の世界は、健康維持やストレス解消に最適です。しかし、多種多様な武道が存在する中で、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。 このガイドでは、体力の回復力や柔軟性が徐々に低下する40代の […]

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40代から始める格闘技の世界は、健康維持やストレス解消に最適です。しかし、多種多様な武道が存在する中で、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。

このガイドでは、体力の回復力や柔軟性が徐々に低下する40代の身体に配慮しつつ、楽しく続けられるおすすめの武道を厳選して紹介します。

40代から始める格闘技の魅力

40代から格闘技を始めると、体力の維持やストレス解消に効果的です。この年代の身体には、技術を重視し体への負担が少ないブラジリアン柔術や、基礎体力向上に役立つボクシングが特に適しています。また、ムエタイや空手のような武道を通じて、精神的な強さも培うことができます。

始める際には、怪我の予防と安全なトレーニング方法を学び、適切なウォーミングアップとクールダウンを実践することが重要です。40代格闘技初心者がジムを選ぶ際には、初心者に優しい指導を行う場所を選びましょう。

格闘技を始めた多くの先輩たちは、体調の改善や自信の向上を実感しており、継続するためのコツやモチベーションの保ち方も共有しています。格闘技は社会的なつながりを深める手段としても機能し、新たなコミュニティへの参加が可能です。

また、40代からでも目指せる資格や、格闘技を通じたセカンドキャリアの可能性もあります。格闘技には年齢に関係なく挑戦する価値があり、40代からでも多くのメリットを享受できるのです。

40代の身体と格闘技の相性

40代になると身体の変化は否めませんが、格闘技には多くの魅力があります。この年代から始めることで、健康維持やストレス解消はもちろん、新たな趣味を見つける機会となるでしょう。例えば、ムエタイは体力強化に効果的で、ダイナミックな動きが特徴です。一方でブラジリアン柔術は技術を重視し、体への負担が少ないため40代でも始めやすいと言えます。

ボクシングは基礎体力とリズム感を鍛えるのに適しており、空手は精神面の強化にも役立ちます。始める際には、怪我の予防と安全なトレーニング方法を心掛けることが重要です。正しいウォーミングアップとクールダウンを行い、体調を崩さないように注意しましょう。

また、同年代が集うジムを選べば、新たなコミュニティへの参加も期待できます。格闘技を通じて得られる社会的・精神的メリットは計り知れません。

さらに、40代でも目指せる格闘技の資格やキャリアがあります。これらを通じて、セカンドキャリアを築くことも夢ではありません。40代から始めた先輩たちの体験談を参考にしながら、継続するコツやモチベーションの保ち方を学ぶことも有益です。

40代から格闘技を始めることは多くの価値をもたらします。身体の健康はもちろん、精神的な充実感や新しい人生の一章を開くきっかけにもなるでしょう。

健康維持とストレス解消に効果的

40代におすすめの格闘技は、健康維持とストレス解消に効果的です。これらは全身運動や技術重視の運動であり、40代の体への負担も少なく、基礎体力やリズム感の向上、精神的な鍛錬にもつながります。

安全に練習するためには、怪我の予防や適切なウォーミングアップ、クールダウンが重要です。格闘技を通じて新しいコミュニティに参加し、社会的なつながりや精神的な満足感を得ることも可能で、資格取得によるセカンドキャリアの道も開けます。40代からの格闘技は生活に新たな価値をもたらし、健康で活力ある毎日を実現するためのコツやモチベーション維持の方法を学ぶ機会にもなります。

40代におすすめの格闘技紹介

40代で格闘技を始めることは、体力や精神力の向上に役立ち、ストレス解消にも効果的です。ムエタイやブラジリアン柔術、ボクシング、空手など、おすすめのスタイルは多岐にわたります。これらはそれぞれ全身運動や技術重視のトレーニングを提供し、年齢に応じた健康維持に貢献します。

安全に練習を続けるためには、怪我の予防、適切なウォーミングアップとクールダウン、自分に合ったジムの選択が重要です。また、継続するためには目標設定やモチベーションの維持が鍵となり、格闘技は新しいコミュニティとのつながりやセカンドキャリアとしての可能性も提供します。

40代から始める格闘技は、生活にポジティブな変化をもたらし、インストラクターの資格取得など新たなキャリアへの扉も開けます。身体的、精神的な価値が高く、自分に合った格闘技を選ぶことで、より充実した人生を送ることが期待できます。

ムエタイ:体力強化とダイナミックな動き

ムエタイは、40代の方々にも高い人気を誇る格闘技です。この年代から始めるにあたり、体力強化やダイナミックな動きを身につけることが可能です。ムエタイは全身を使った運動であり、心肺機能の向上にも寄与します。肩や腰を動かすことで、日常生活ではあまり使われない筋肉を鍛えることができ、体の柔軟性も高めることが期待できます。

また、ムエタイはストレス解消にも効果的で、パンチやキックを繰り出すことで日々のストレスを発散することができます。特に40代は仕事や家庭での責任が重く、ストレスが溜まりがちですが、ムエタイを通じて心身のバランスを整えることができるでしょう。

ムエタイを始める際は、適切なジム選びが重要です。初心者に優しい指導を行っているジムや、体験レッスンが充実している場所を選ぶと良いでしょう。また、怪我を避けるためにも、ウォーミングアップやクールダウンを怠らず、正しいフォームで技を習得することが大切です。

ムエタイに挑戦することで、40代の方々は新たな趣味を見つけるだけでなく、健康維持や社会的交流の場を広げることができます。格闘技にはさまざまな種類がありますが、ムエタイは40代の方におすすめしたい格闘技の一つです。

ブラジリアン柔術:技術重視で体への負担少なめ

 

40代になると体力の衰えや怪我のリスクを感じることが増えますが、ブラジリアン柔術はその点において理想的な格闘技です。技術を重視し、力任せの戦いを避けるため、体への負担が少なく、年齢を重ねた方でも安心して始められます。この柔術は地上戦に特化しており、体格差を克服するのに役立ちます。

特に40代の方々にとって、柔軟性や筋力の維持は重要な健康維持の一環です。ブラジリアン柔術はこれらを自然に鍛えることができ、またストレス解消にも効果的です。寝技中心のトレーニングは、心肺機能の向上にも寄与し、全身運動であるため、日常生活での活力にもつながります。

ジム選びでは、40代初心者に配慮したプログラムを提供しているか、またインストラクターの質にも注目しましょう。体験談を参考にすると、どのジムが自分に合っているかの判断材料になります。格闘技を通じて新たなコミュニティに参加することで、社会的なつながりも広がり、精神的な満足感も得られます。

ブラジリアン柔術は、40代からでも始められる格闘技として、おすすめできます。技術を磨きながら体を動かす喜びを感じ、新たな挑戦としての価値があります。

最近では、岡田准一さんと玉木宏さん、ガリットチュウ福島さんが世界大会に出たことで中高年に人気が出ています。

ボクシング:基礎体力とリズム感を鍛える

40代になると、体力や柔軟性が若い頃と比べて落ちてくるものですが、それを理由に運動を避けてはいけません。実は、この年代から格闘技を始めると、健康維持やストレス解消に効果的であることが多くの研究で示されています。特にボクシングは、基礎体力の向上に加え、リズム感を鍛えることができるスポーツとしておすすめです。

ボクシングには、心肺機能を高める有酸素運動と、筋力をつける無酸素運動の両方が含まれており、バランスの良い全身運動として40代の身体に適しています。パンチングバッグを叩くことでストレス発散にもなり、リズムを刻む動作は精神集中にも役立ちます。

始める際には、怪我の予防が大切です。適切なウォーミングアップとクールダウンを行い、身体を急激な運動に慣らしていくことが重要です。また、40代格闘技初心者に優しいジムを選ぶことも成功の鍵。トレーナーの質やクラスの雰囲気など、自分に合った環境を見つけることが継続のコツです。

40代から格闘技、特にボクシングを始めることは、身体的なメリットだけでなく、社会的・精神的な価値も大いにあると言えます。自分の限界を超えることで、新たな自分を発見する喜びを得られるはずです。

空手:精神面も鍛える伝統武道

 

40代の方々が新たな趣味や健康維持のために格闘技を始めるケースが増えています。中でも空手は、体力だけでなく精神面も鍛える伝統武道として注目されています。40代から始めると、日常生活におけるストレス解消や健康維持に役立つだけでなく、自己防衛のスキルも身につけることができます。

空手は、技術の習得に時間がかかると思われがちですが、40代の身体的変化を考慮したトレーニング方法を取り入れることで、無理なく続けることが可能です。例えば、基本的な型(カタ)を繰り返し行うことで、体の柔軟性やバランス感覚を高めることができます。

また、空手では対人練習(組手)を通じて、相手との距離感やタイミングを学ぶことができます。これは、40代の方々が社会生活で役立つコミュニケーションスキルを向上させる効果も期待できます。

40代で始めた先輩たちの体験談を聞くと、格闘技を通じて新たな友人を得たり、日々の生活に活力が生まれたという声が多く聞かれます。空手を始めることで得られる社会的・精神的メリットは計り知れません。

40代からでも目指せる空手の資格や、空手を通じたセカンドキャリアの可能性にも触れておきましょう。指導者の資格を取得することで、自らの道場を開くなど、新たな夢を実現することも可能です。

40代から格闘技を始めることは、多くの価値をもたらします。空手はその中でも特に、体だけでなく心も鍛え、人生に新しい風を吹き込むことができる素晴らしい選択肢なのです。

40代から始める際の注意点

40代で格闘技を始める際には、怪我を防ぐために適切なウォーミングアップとクールダウンが不可欠です。年齢による筋肉の柔軟性の低下を考慮し、十分な時間をかけた準備運動が重要です。トレーニング後のクールダウンも筋肉の回復に役立ち、継続的な練習を支えます。

40代からの格闘技は、安全にトレーニングを行うために専門家のアドバイスを取り入れながら、体力や柔軟性を見極めて徐々に負荷を高めることが推奨されます。また、自分の目的に合った無理のないペースで練習を進めることが、怪我なく楽しみを持続させるコツです。

格闘技は40代におすすめのアクティビティであり、身体だけでなく精神的な強化や新しい交流の場を提供し、健康維持や人生の新たな価値を見出すきっかけにもなります。

怪我の予防と安全なトレーニング方法

40代におすすめの格闘技トレーニングを始める際には、怪我を未然に防ぐことが最も重要です。年齢を重ねると筋肉や関節の柔軟性が低下し、若い頃よりもリカバリーに時間がかかるため、安全なトレーニング方法を心がける必要があります。

まず、適切なウォーミングアップを行い、筋肉を温めて柔軟性を高めましょう。ストレッチや軽いカーディオ運動は、トレーニングの効果を高めるだけではなく、怪我のリスクを減らすのに役立ちます。また、格闘技の稽古を始める前には、専門のインストラクターによる指導を受けることが望ましいです。技の正しい形や動作を学ぶことで、無理な力の入れ方を避け、怪我をしにくい体の使い方を身につけることができます。

トレーニングの強度についても注意が必要です。40代では体力の回復が遅くなるため、無理な負荷をかけずに自分の体調やフィットネスレベルに合わせたペースで進めることが重要です。週に数回の練習から始め、徐々に頻度や強度を上げていくことをおすすめします。

怪我を防ぐためには、適切なプロテクターやサポートギアの使用も欠かせません。特に関節の保護は重要で、膝や肘、足首などをサポートするアイテムを活用すると良いでしょう。これにより、不意の衝撃やねじれから関節を守り、安全にトレーニングを続けることが可能になります。

あと、体の信号を常に意識することが大切です。痛みや違和感は怪我のサインであることが多いので、そのような症状が現れたら無理をせず、適切な休養を取るか、医療専門家のアドバイスを求めるべきです。安全かつ健康的に格闘技を楽しむためには、自己管理が不可欠です。

結論:40代から格闘技を始めることの価値

40代から格闘技を始めるという決断は、多くの価値を持っています。この年代では、身体の変化に気づき始める人が多いですが、格闘技は健康維持やストレス解消に非常に効果的です。ムエタイやブラジリアン柔術、ボクシング、空手など、様々なスタイルがあり、40代の体力や運動能力に合わせて選べるのが魅力です。

始める際には怪我の予防と安全なトレーニング方法を心がけることが重要です。また、正しいウォーミングアップとクールダウンを行うことで、怪我のリスクを減らすことができます。ジム選びでは、40代初心者に適したプログラムやサポート体制が整っているかを確認すると良いでしょう。

40代から始めた先輩たちの体験談を聞くと、格闘技を通じて体の変化だけでなく、生活にもポジティブな影響があることがわかります。継続するコツとしては、自分に合ったペースで楽しみながら続けることが挙げられます。

さらに、格闘技は社会的なつながりを広げ、新たなコミュニティへの参加を促します。精神的なメリットも大きく、自信の向上やストレス耐性の強化が期待できます。また、40代からでも目指せる資格やセカンドキャリアの可能性もあり、人生の新たな一歩を踏み出すきっかけにもなり得ます。

結局のところ、40代から格闘技を始めることは、身体的なメリットだけでなく、精神的な成長、社会生活の充実にも繋がる価値ある選択です。自分自身の限界を超えて新しい挑戦をする勇気を持つことで、40代の人生に新たな色を加えることができるでしょう。

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少林寺拳法の人気の秘密と特徴 https://sabaki.club/1283.html https://sabaki.club/1283.html#respond Thu, 03 Aug 2023 05:42:13 +0000 https://sabaki.club/?p=1283 少林寺拳法は、日本で古くから伝わる武術の一つであり、その秘密に迫ることは多くの人々の関心です。 最近では他の武道からも注目を集めています。 この記事では、その特徴を少しご紹介します。 少林寺拳法の概要とその魅力 少林寺拳 […]

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少林寺拳法は、日本で古くから伝わる武術の一つであり、その秘密に迫ることは多くの人々の関心です。

最近では他の武道からも注目を集めています。
この記事では、その特徴を少しご紹介します。

少林寺拳法の概要とその魅力

少林寺拳法は、身体のバランスと柔軟性を高めることに重点を置いており、力強い動きと瞬時の反応力を身につけることができます。

また、少林寺拳法は、敵に対して効果的な攻撃技術を学ぶだけでなく、自己防衛のための技術も含まれています。少林寺拳法は、他の武道と比較しても独自の特徴を持っており、中国武術や少林拳、空手とは異なる技法があります。

映画やテーマソングなど、少林寺拳法はさまざまな形で世界中に影響を与えています。少林寺拳法を学ぶことで、身体と心の健康を促進し、自己防衛のスキルを身につけることができます。

少林寺拳法の思想と技法

少林寺拳法は、単なる格闘技だけでなく、深い思想と哲学を持っています。その思想の基盤は禅であり、修行者は心身の統一を目指します。禅の教えによれば、心を空にし、現在の瞬間に集中することが重要です。

また、少林寺拳法の修行体系は厳格であり、段階的に進んでいきます。初心者は基本的な技法を学び、徐々に高度な技法に挑戦していきます。修行者は日々の鍛錬を重ねることで、身体の柔軟性や力強さを養い、技術を磨いていきます。

少林寺拳法には「剛法」と「柔法」という2つの要素があります。剛法は力強い攻撃技術であり、柔法は相手の力を利用して攻撃する技術です。この2つの要素を組み合わせることで、少林寺拳法は非常に効果的な戦闘技術となります。

さらに、少林寺拳法では演武と立合評価法が重要な要素です。演武は修行者が技を披露する機会であり、立合評価法は他の修行者からの評価を受ける機会です。これにより、修行者は自身の技術を確かめると同時に、他の修行者との交流を深めることができます。

少林寺拳法の思想と技法は、身体だけでなく心の成長にも繋がるものです。この総合的なアプローチが、少林寺拳法の魅力の一つと言えるでしょう。

教えと禅

少林寺拳法は、単なる格闘技ではなく、教えや禅の思想も含まれています。禅は、心の安定や精神の鍛錬を目指すための修行法であり、少林寺拳法の根本的な考え方です。

禅の教えは、闘いにおいても重要な役割を果たしています。禅の修行によって、心を静め、相手の動きを読み取りながら自分の技を繰り出すことができるようになります。また、禅の考え方は、闘いだけでなく日常生活においても役立ちます。自分自身と向き合い、内面の成長を促すことで、より深い理解や洞察力を得ることができます。

少林寺拳法の修行においては、禅の教えを取り入れた座禅や瞑想が行われます。これによって、心を集中させ、自分自身と向き合うことができます。また、禅の教えは、闘いの中での冷静さや集中力を養うためにも重要です。

少林寺拳法は、単なる身体の技術だけでなく、心の鍛錬や禅の思想を通じて、人間性の向上を目指す武道です。そのため、多くの人々に魅力を感じさせています。少林寺拳法の教えと禅の思想を学びながら、自己の成長や向上を追求してみてはいかがでしょうか。

剛法と柔法

少林寺拳法には、剛法と柔法の2つの要素があります。剛法は力強く、攻撃的な技術を指し、柔法は柔軟で流れるような技術を指します。

剛法は、相手に力強い一撃を与えるために使用されます。力を抜いたり、相手の力を利用したりせず、自身の力で攻撃を行います。剛法の技術は、パンチやキックなどの直接的な攻撃に使用されます。

一方、柔法は、相手の力を利用して制圧する技術です。相手の攻撃を受け流し、その力を利用して反撃することができます。柔法の技術は、組み技や投げ技などに使用されます。

剛法と柔法は、少林寺拳法のバランスの取れた戦術を形成しています。剛法は攻撃力を高め、柔法は防御力を高めることで、相手に対して効果的な戦い方をすることができます。

少林寺拳法の剛法と柔法は、長い歴史の中で磨き上げられてきました。その特徴的な技術は、多くの人々に魅力を与えています。剛法と柔法を使いこなすことで、少林寺拳法の真髄を体感することができるでしょう。

演武と立合評価法

少林寺拳法では、演武と立合評価法が重要な要素となっています。演武は、実際の戦闘を想定した模擬試合のことであり、技術や戦術の習得度を評価するために行われます。

演武は、相手との間合いやタイミング、技の連携など、実際の戦闘に近い形で行われます。また、演武では、相手の攻撃を避けたり、反撃を行ったりすることが求められます。

演武の結果は、立合評価法によって評価されます。立合評価法では、演武の際に見られる技術や動きの正確さ、力の強さ、柔軟性などが評価されます。評価の基準は厳格であり、技術の向上を促すために厳しい指導が行われます。

演武と立合評価法は、少林寺拳法の特徴的な要素であり、練習者の成長や進歩を見るための重要な手段です。練習者は、演武や立合評価法を通じて自身の技術や戦術を磨き、さらなる高みを目指します。少林寺拳法の魅力の一つでもあります。

少林寺拳法の組織

少林寺拳法は、組織体系がしっかりと整備されています。現在、少林寺拳法は日本国内で数多くの道場や団体によって指導されており、その組織は多岐にわたります。

まず、少林寺拳法の組織体系は、全国的な組織と地域ごとの組織に分かれています。全国的な組織では、全国大会や全国合宿などのイベントが開催され、全国の道場が一堂に会して交流を深める機会が提供されています。

また、地域ごとの組織では、地域ごとの大会や研修会などが開催され、地域の道場同士が交流を図ることができます。これにより、地域ごとの特色や技術の違いを知ることができ、より幅広い視野を持つことができます。

さらに、少林寺拳法には資格・武階と法階というランク制度が存在します。資格・武階は、技術や実力に応じて昇格する制度であり、法階は、道場の指導者や師範などの地位を示す制度です。

昇格考試は、技術や実力を評価するために行われます。試験では、基本動作や型の演武、実戦形の演武などが求められます。また、審査員は、経験豊富な指導者や師範が務めるため、公正な評価が行われます。

少林寺拳法の組織は、技術の向上や交流の場を提供するだけでなく、指導者の育成や昇進の機会も提供しています。これにより、多くの人々が少林寺拳法の魅力に触れることができ、より高いレベルでの習得が可能となっています。

資格・武階と法階

少林寺拳法では、練習者の技量や経験を評価するために資格・武階と法階の制度があります。資格・武階は技術面での昇進を示し、法階は精神面での昇進を示します。

資格・武階は初段から始まり、段位が上がるごとに技術や知識が高まります。段位は審査で評価され、合格することで昇進します。また、資格・武階の昇進には年齢や経験も考慮されます。

一方、法階は心の成長や修行の深化を示します。法階は資格・武階とは独立しており、昇進のためには特定の要件を満たす必要があります。法階は審査や試験ではなく、師範や指導者からの認定によって与えられます。

資格・武階と法階の制度は、少林寺拳法の練習者にとって目標となり、成長を促す重要な要素です。技術の向上だけでなく、心の成長も求められる少林寺拳法の魅力の一つです。

昇格考試について

少林寺拳法では、昇格考試が行われます。この考試は、弟子たちが修行の成果を評価される機会です。昇格考試は定期的に行われ、特定の技や形を披露することが求められます。

昇格考試は、厳しい審査員の目の前で行われます。弟子たちは、緊張感を持ちながらも自分の技を最大限に発揮しようとします。考試では、技の正確さや力の強さ、そして美しさが評価されます。

昇格考試には、初心者から上級者までの様々な段階があります。段位は、昇格考試の結果によって決まります。段位が上がると、より高度な技を学ぶことができるようになります。

昇格考試は、弟子たちにとって重要な目標となります。自分の成長を実感することができる機会でもあります。昇格考試に合格することは、少林寺拳法の修行の証となります。

少林寺拳法の昇格考試は、厳しい審査基準のもとで行われますが、その結果を受けて弟子たちは更なる努力を重ねることで、より高い段位を目指すことができます。昇格考試は、弟子たちにとって成長と向上の機会となるのです。

最後に

少林寺拳法は、その歴史と特徴から多くの人々に魅力を持っています。歴史的な背景や思想、技法、組織体系など、さまざまな要素が組み合わさっています。少林寺拳法は、中国武術や少林拳、空手などと比較しても独自の特徴を持っています。また、映画やテーマソングなどの影響もあり、広く知られています。

少林寺拳法は、その歴史を通じて多くの変遷を経験してきました。少林寺拳法の誕生から現代の嵩山少林寺との関係まで、その歴史は非常に興味深いものです。

少林寺拳法の思想と技法には、教えと禅、修行体系、剛法と柔法、演武と立合評価法などがあります。これらの要素が組み合わさることで、少林寺拳法の独特なスタイルが生まれます。

少林寺拳法の組織体系や現況、資格・武階と法階、昇格考試についても知っておくと良いでしょう。これらの情報は、少林寺拳法を学ぶ上で重要な要素となります。

少林寺拳法と他の武道との比較も興味深いものです。中国武術や少林拳、空手などとの違いを理解することで、少林寺拳法の独自性がより明確になるでしょう。

最後に、少林寺拳法の影響やその他の情報についても触れておきましょう。映画やテーマソングによる広まりや、経験のある著名人の存在など、少林寺拳法はさまざまな形で私たちの生活に影響を与えています。

少林寺拳法の秘密を探る旅はまだまだ続きます。歴史と特徴を学び、その魅力に触れることで、少林寺拳法の世界をより深く理解することができるでしょう。是非、少林寺拳法の魅力に触れてみてください。

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伝統派空手とフルコンタクト空手:それぞれの特徴と違い https://sabaki.club/1229.html https://sabaki.club/1229.html#respond Mon, 24 Jul 2023 05:43:29 +0000 https://sabaki.club/?p=1229 伝統派空手とフルコンタクト空手は、日本国内で人気のある格闘技ですが、それぞれには特徴と違いがあります。 伝統派空手は、古くから伝えられてきた技術や精神的な要素に重点を置いています。 一方、フルコンタクト空手は、より現代的 […]

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伝統派空手とフルコンタクト空手は、日本国内で人気のある格闘技ですが、それぞれには特徴と違いがあります。
伝統派空手は、古くから伝えられてきた技術や精神的な要素に重点を置いています。
一方、フルコンタクト空手は、より現代的なアプローチを取り入れており、実践的な戦闘技術に焦点を当てています。
この記事では、両者の歴史や技術、トレーニング方法などについて詳しく解説します。どちらの空手を学ぶべきか迷っている方にとって、この記事は役立つ情報源となるでしょう。

伝統派空手とフルコンタクト空手:それぞれの特徴と違い

伝統派空手とフルコンタクト空手は、空手の種類として存在しています。伝統派空手は、古くから伝わる技や精神面の教育に重点を置いています。
一方、フルコンタクト空手は、直接打撃が認められる競技です。伝統派空手では、寸止めと呼ばれる技の制限がありますが、フルコンタクト空手では直接打撃が許されます。
また、伝統派空手は精神面の教育に適しており、フルコンタクト空手は強さと勇気を育むスポーツとして知られています。どちらの空手を選ぶかは、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

伝統派空手とフルコンタクト空手の違いとは?

伝統派空手とフルコンタクト空手は、空手の種類として存在しています。しかし、伝統派空手とフルコンタクト空手にはいくつかの違いがあります。

まず、伝統派空手は古くから伝わる技術や形を重視し、武道の精神を大切にしています。一方、フルコンタクト空手はより実戦的な要素を取り入れており、直接的な打撃が認められています。

伝統派空手の成り立ちについては、沖縄で生まれた空手が本土に伝わり、各流派が形成されたことが起源とされています。伝統派空手のルールでは、試合中に相手に対して寸止めを行うことが重要です。

一方、フルコンタクト空手(プロ空手)は1960年代にアメリカで発展しました。直接的な打撃が認められるため、試合は一般的な格闘技と同様のルールで行われます。

伝統派空手とフルコンタクト空手の競技内容は異なります。伝統派空手では形や技術の美しさ、精神面の鍛錬が競われます。一方、フルコンタクト空手では実戦的な技術やパワー、スピードが競われます。

伝統派空手は精神面の教育に適しており、礼儀や忍耐力、協調性などを養うことができます。一方、フルコンタクト空手は強さや勇気を育むスポーツとして知られています。

最後に、伝統派空手とフルコンタクト空手のどちらを選ぶかは、自分に合った空手の選び方によります。自分の目標や興味に合わせて選ぶことが大切です。空手の楽しみ方は、自分の成長や技術の向上を楽しむことができます。

伝統派空手の特徴

伝統派空手は、古くから伝わる日本の武道であり、その特徴は多岐にわたります。まず、伝統派空手の成り立ちは、古武術を基に発展してきたと言われています。武士の戦闘技術を取り入れながら、身体の使い方や心の鍛錬を重視しています。

伝統派空手のルールでは、寸止めという技術が重要な役割を果たします。寸止めとは、技を相手に当てる際に力を抜くことで、相手を傷つけずに技の効果を確認する方法です。これにより、相手を尊重し、危害を与えないことが求められます。

伝統派空手は、技の正確さや美しさを追求する競技です。技の精度や形の美しさが評価されるため、正確な技の習得や身体の柔軟性が求められます。また、伝統派空手は、礼儀や精神面の教育にも力を入れています。道場での礼儀作法や心の鍛錬を通じて、人間性の向上を目指します。

伝統派空手は、身体の使い方や精神面の鍛錬を通じて、自己成長を促すスポーツとして人気があります。技の習得や身体の鍛錬を通じて、自分自身を高めることができるでしょう。伝統派空手は、武道の精神を追求する方におすすめのスポーツです。

伝統派空手の成り立ち

伝統派空手は、沖縄で発展した空手の一派です。その起源は中国の武術であり、中国から沖縄に伝わったと言われています。伝統派空手は、格闘技としての技術を追求するだけでなく、心身の鍛錬や道徳的な教育も重視します。

伝統派空手の成り立ちには、沖縄の歴史的な背景も関係しています。沖縄はかつて琉球王国と呼ばれる国家であり、中国や日本との交流がありました。そのため、沖縄の武術は中国の武術の影響を受けながら独自の発展を遂げました。

伝統派空手は、琉球王国時代から伝えられてきた武術をベースに、戦闘技術を磨きながら発展してきました。そのため、伝統派空手の技術には、実戦に即した効果的な技や戦略が取り入れられています。

また、伝統派空手は、心身の鍛錬や道徳的な教育を重視しています。修行の中で、自己の向上や他者への思いやり、正義感などを養うことが求められます。これは、沖縄の武士道の精神や琉球文化の影響を受けています。

伝統派空手は、技術の継承や指導方法も重要視されています。師匠と弟子の関係があり、師匠から直接指導を受けることが一般的です。これにより、技術の伝承や倫理観の教育が行われます。

伝統派空手は、その歴史と伝統に裏打ちされた技術と精神面の教育が特徴です。これにより、身体の鍛錬だけでなく、心の成長や人格形成にも大きな影響を与えると言われています。

伝統派空手のルール:寸止めの重要性

伝統派空手のルールの一つには、寸止めが重要な役割を果たしています。寸止めとは、技を本当に当てずに相手に触れることを指します。これは、相手に怪我をさせずに技を練習するためのルールです。

伝統派空手では、技の威力や正確さを重視しますが、同時に相手の安全も考慮します。寸止めをすることで、技の練習を安全に行うことができます。また、寸止めは相手の反応を見るためにも重要です。相手がどのように動くのか、どのように反応するのかを確認することができます。

さらに、寸止めは精神面にも影響を与えます。技を当てることなく相手に触れることで、自分の技術の向上を感じることができます。また、相手に対しても敬意を持ち、協調性を養うことができます。寸止めは伝統派空手の精神を体現した重要なルールと言えるでしょう。

伝統派空手の寸止めのルールを守ることで、技の練習を安全に行い、相手との協調性を高めることができます。また、寸止めを通じて自分の技術の向上を感じることもできます。伝統派空手を学ぶ上で、寸止めの重要性を理解し、守ることが大切です。

フルコンタクト空手の特徴

フルコンタクト空手は、伝統派空手とは異なる特徴を持っています。まず、フルコンタクト空手は直接打撃が認められており、相手にパンチやキックを当てることが許されています。これにより、よりリアルな戦闘シミュレーションが可能となります。

また、フルコンタクト空手はスポーツとしての要素が強く、試合形式で競技が行われます。技の威力や正確性、反応速度などが評価され、勝敗が決まります。そのため、フルコンタクト空手を習うことで、実戦力を高めることができます。

さらに、フルコンタクト空手では身体のタフさやスタミナの向上も求められます。相手の攻撃を受け止めるためには、しっかりとした筋力と耐久力が必要です。そのため、フルコンタクト空手を習うことで、身体能力を向上させることができます。

フルコンタクト空手は、伝統派空手とは異なる特徴を持ちながらも、戦闘能力の向上や身体の鍛錬に効果的なスポーツとして人気があります。興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。

フルコンタクト空手の成り立ち

フルコンタクト空手(プロ空手)は、1960年代にアメリカで生まれた格闘技です。当時、アメリカの空手家たちは、伝統的な空手の稽古では実戦的な技術を身につけることができないと感じていました。

そこで、彼らは格闘技の要素を取り入れた新しいスタイルの空手を開発しました。フルコンタクト空手は、相手に直接打撃を認めるルールで行われるため、より実戦的な技術を磨くことができます。

また、フルコンタクト空手は、他の格闘技との組み合わせも可能であり、多様な戦術を取り入れることができます。これにより、より幅広い戦闘スタイルを身につけることができるのです。

フルコンタクト空手は、その実戦性と多様性から、現代の格闘技の中でも非常に人気があります。

フルコンタクト空手のルール:直接打撃の認可

フルコンタクト空手は、直接打撃が認められるという点で伝統派空手とは異なります。伝統派空手では、寸止めという技術が重要視され、相手に直接的な打撃を与えることはありません。一方で、フルコンタクト空手では、相手に直接的な打撃を認めるため、より攻撃的なスタイルが求められます。

フルコンタクト空手のルールでは、パンチやキックなどの直接的な打撃が許されています。ただし、頭部への攻撃は一部の大会を除いて禁止されており、安全面にも配慮されています。また、試合中には審判が適切なタイミングで試合を止めることがあり、選手の安全を確保するための措置が取られています。

フルコンタクト空手のルールによって、選手はより実戦的な技術を身につけることができます。直接的な打撃を行うことで、相手にダメージを与えることができるため、攻撃力の向上が期待できます。また、相手の攻撃を受けることもありますので、防御力やスピードの向上も求められます。

フルコンタクト空手のルールによって、試合はよりスリリングでエキサイティングなものとなります。選手たちは、技術と勇気を駆使して戦い、勝利を目指します。一方で、安全面にも十分な配慮がされているため、ケガや怪我のリスクは最小限に抑えられています。

フルコンタクト空手は、直接的な打撃が認められることで、より実戦的な戦いを体験することができます。伝統派空手と比較して、攻撃力や防御力の向上が求められますが、それに見合ったスリルと興奮を味わうことができます。自分の目指す空手のスタイルや目標に合わせて、どちらを選ぶかを考えることが重要です。

伝統派空手とフルコンタクト空手の競技内容

伝統派空手とフルコンタクト空手は、それぞれ独自の競技内容を持っています。

伝統派空手の競技は、主に形(型)や組手(相手との模擬戦)を通じて行われます。形は、あらかじめ決められた手技や蹴り技を連続して行い、技の正確さや美しさを競います。組手では、相手との模擬戦を行い、技の使い方や反応力、身体の使い方などを競います。

一方、フルコンタクト空手の競技は、直接的な打撃を認めた試合形式です。パンチやキック、肘打ち、膝蹴りなどの打撃技を使い、相手にダメージを与えることを目指します。試合では、相手をノックアウトさせるか、あるいはポイントを稼いで勝利を目指します。

伝統派空手とフルコンタクト空手の競技内容には明確な違いがあります。伝統派空手は、技の正確さや美しさ、身体の使い方などを競う一方、フルコンタクト空手は、直接的な打撃を使って相手にダメージを与えることを目指します。

これにより、それぞれの空手の競技は異なる魅力を持っています。伝統派空手は、技の習得や精神面の鍛錬に重点が置かれており、正確さや美しさを追求することで、身体と心の成長を促します。

一方、フルコンタクト空手は、強さや勇気を育むスポーツとして、直接的な打撃を使って相手に立ち向かうことで、自己の限界を超えることができます。

伝統派空手とフルコンタクト空手の競技内容は、それぞれの空手の特徴を反映しています。

どちらを選ぶかは、自分の目指す目標や興味によって異なるでしょう。自分に合った空手を選び、楽しみながら続けていくことが大切です。

空手の競技:何を競うのか?

伝統派空手とフルコンタクト空手は、それぞれ異なる競技内容を持っています。伝統派空手では、形(型)や基本技術の正確さ、技の美しさ、そして心の鍛錬が重要な要素となります。一方、フルコンタクト空手では、実戦における技の威力や効果、相手との距離感、そして反応速度が競われます。

伝統派空手の競技では、審査員が選手の形や基本技術の正確さ、美しさを評価し、点数をつけます。選手は自分の技を完璧に披露し、審査員にその技の魅力を伝えることが求められます。一方、フルコンタクト空手の競技では、選手同士が実際に試合を行い、相手にダメージを与えることが目的となります。

伝統派空手では、技の正確さや美しさを追求することで、心身のバランスや集中力を高めることができます。また、形や基本技術の練習を通じて、自己の向上を追求することができます。一方、フルコンタクト空手では、実際の試合での技の使い方や相手との闘い方を学ぶことで、自己の強さや勇気を養うことができます。

伝統派空手とフルコンタクト空手は、それぞれ異なる競技内容を持っていますが、どちらも空手の本質を追求するための競技です。自分に合った空手のスタイルを選び、そのスタイルに応じた技術や精神面の鍛錬を行うことで、空手の魅力を最大限に引き出すことができます。

伝統派空手とフルコンタクト空手の精神面の教育

伝統派空手とフルコンタクト空手は、それぞれ独自の特徴を持ちながら、精神面の教育においても異なるアプローチをしています。

伝統派空手は、武道の一環としての性格が強く、礼儀や道徳に重きを置いています。修行者は、謙虚さや忍耐力、そして他者への敬意を学びます。また、正しい姿勢や呼吸法、集中力の向上など、身体的なトレーニングにも重点が置かれています。伝統派空手は、心身のバランスを整え、自己制御や自己啓発を促すためのスポーツとしても知られています。

一方、フルコンタクト空手は、より実戦的な要素が強く、強さや勇気を養うことに焦点を当てています。トレーニングでは、直接的な打撃技術の向上やスピード、パワーの強化が求められます。フルコンタクト空手は、過酷な状況においても冷静な判断力や迅速な行動力を身につけることを目指しています。

どちらの空手も、精神面の教育において重要な役割を果たしていますが、アプローチは異なります。伝統派空手は、礼儀や道徳を重視し、心の平穏を追求する一方、フルコンタクト空手は、過酷な状況においても強さや勇気を発揮する能力を養います。

したがって、自分に合った目標や価値観に基づいて、伝統派空手かフルコンタクト空手かを選ぶことが重要です。どちらの空手を選んでも、精神面の教育を通じて自己成長や人間性の向上を追求することができるでしょう。

伝統派空手:精神面の教育に適したスポーツ

伝統派空手は、精神面の教育に適したスポーツとして知られています。伝統派空手は、武道の一つであり、技術の向上だけでなく、心の成長を重視しています。精神面の教育には、礼儀作法や忍耐力、集中力、自己制御などが含まれます。

伝統派空手では、稽古や試合においても相手への敬意や礼儀を重んじます。また、寸止めと呼ばれる技術を使い、相手に大きなダメージを与えずに戦います。これは、相手を尊重し、互いに安全に稽古をするためのルールです。

一方、フルコンタクト空手は、直接打撃が認められるスポーツです。フルコンタクト空手では、相手に対して強い打撃を与えることが求められます。フルコンタクト空手は、身体能力や技術の向上に重点を置いており、強さや勇気を鍛えることができます。

伝統派空手とフルコンタクト空手は、競技内容も異なります。伝統派空手では、形や組手などの技術を競います。一方、フルコンタクト空手では、直接打撃を使った試合が行われます。

伝統派空手とフルコンタクト空手は、いずれも魅力的なスポーツです。自分に合った空手を選ぶためには、自分の目標や興味に合わせて選ぶことが重要です。

また、空手を楽しむためには、日々の稽古を大切にし、努力を続けることも大切です。

フルコンタクト空手:強さと勇気を育むスポーツ

フルコンタクト空手は、その名の通り、選手同士が直接的な打撃を行うスポーツです。この競技は、選手の強さや勇気を育むことに焦点を当てています。

フルコンタクト空手では、選手はパンチやキックなどの直接的な打撃を行います。このため、選手は相手に対して強い力を込めた攻撃を行う必要があります。また、相手の攻撃を受けることもありますので、選手はしっかりとした防御力も必要とされます。

この競技は、選手の身体能力や技術力を最大限に引き出すことを目指しています。選手はトレーニングを通じて自身の身体を鍛え上げ、技術を磨いていきます。また、試合では相手との一騎打ちが行われるため、選手は相手の動きを見極めながら自身の攻撃を行う必要があります。

フルコンタクト空手は、強さや勇気を育むスポーツとしても知られています。選手は試合での勝利を目指し、限界を超える努力を重ねます。この競技を通じて、選手は自身の限界を知り、それを乗り越えることで成長していきます。

フルコンタクト空手は、伝統派空手とは異なる競技ですが、その精神面の教育にも共通点があります。選手は相手を尊重し、礼儀正しく振る舞うことが求められます。また、試合中にも自己制御を保ち、フェアなプレーを心掛けることが重要です。

フルコンタクト空手は、強さと勇気を育むスポーツとして、多くの人々に愛されています。この競技を通じて、選手は自身の能力を高め、自信を持つことができます。そして、その結果として、日常生活でも精神的な強さを身につけることができるのです。

まとめ:伝統派空手とフルコンタクト空手、どちらを選ぶ?

伝統派空手とフルコンタクト空手は、空手の種類として存在しています。しかし、これらの空手にはいくつかの違いがあります。

伝統派空手は、古くから伝わる空手の形式であり、武道の要素が強いです。その成り立ちは古い武術から派生しており、技の習得には時間と努力が必要です。また、伝統派空手では寸止めというルールがあり、相手に直接的な打撃を与えることはありません。

一方、フルコンタクト空手は、より現代的な形式の空手であり、直接的な打撃が認められています。その成り立ちは、近年の格闘技の影響を受けています。フルコンタクト空手では、相手に直接的なパンチやキックを放つことができます。

競技内容も異なります。伝統派空手では、技の正確さや美しさを競います。一方、フルコンタクト空手では、相手にダメージを与えることが目的となります。

また、精神面の教育も異なります。伝統派空手は、礼儀や忍耐力、自己制御などの精神面を重視し、人間性の向上を目指します。一方、フルコンタクト空手は、強さや勇気を育むことを重視します。

どちらを選ぶかは、自分の目的や好みによります。伝統派空手は、古い武術の技術や精神面の向上を求める人に向いています。一方、フルコンタクト空手は、現代的な格闘技のスタイルや実践的な技術を追求したい人に向いています。

空手を選ぶ際には、自分に合った空手の選び方や楽しみ方を考えることが重要です。それぞれの空手には独自の魅力がありますので、自分に合った空手を選び、楽しみながら続けていくことが大切です。

自分に合った空手の選び方

自分に合った空手の選び方は、自身の目的や興味に基づいて選ぶことが重要です。伝統派空手は、武道の精神や礼儀作法を重んじ、心身の鍛錬を目指します。一方、フルコンタクト空手は、直接的な打撃を許可し、実践的な戦闘技術を追求します。

自己防衛や精神的な成長を目指す場合は、伝統派空手が適しています。伝統派空手は、正しい技の習得や相手への敬意を重んじるため、礼儀作法や精神面の教育に力を入れています。また、寸止めと呼ばれる技の制御も重要な要素です。これにより、相手に怪我をさせずに技を行うことが求められます。

一方、実践的な戦闘技術を追求したい場合は、フルコンタクト空手が適しています。フルコンタクト空手は、直接的な打撃を認めるため、スピードやパワーを重視した技術が求められます。競技においては、相手にダメージを与えることが目的となります。

自分に合った空手を選ぶ際には、自身の目的や興味を考慮しましょう。伝統派空手は、武道の精神や礼儀作法を学びたい人に適しています。一方、フルコンタクト空手は、実践的な戦闘技術を追求したい人に適しています。どちらの空手も、心身の鍛錬や技術の向上に努めることが重要です。

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糸東流の歴史や型、特徴と摩文仁賢和について! https://sabaki.club/1032.html https://sabaki.club/1032.html#respond Sat, 15 Jul 2017 13:13:50 +0000 http://sabaki.club/?p=1032 糸東流は、空手大国である琉球(現:沖縄)の那覇で栄えた唐手の三大系統の一つである那覇手と、首里で栄えた唐手の三大系統の一つである首里手の二つの流れを組む空手の流派です。 また、糸東流は松濤館流・和道流・剛柔流と並んで空手 […]

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糸東流は、空手大国である琉球(現:沖縄)の那覇で栄えた唐手の三大系統の一つである那覇手と、首里で栄えた唐手の三大系統の一つである首里手の二つの流れを組む空手の流派です。

また、糸東流は松濤館流・和道流・剛柔流と並んで空手道四大流派の一つと数えられています。

開祖は摩文仁賢和という沖縄の空手家です。

若い頃に首里手と那覇手をそれぞれ学び、他にも新垣派や松村派など様々な流派、武術を学びました。

そして、彼が学んできた全てを融合させた空手が糸東流空手です。

今回は、そんな糸東流空手について、深く掘り下げながら説明していきたいと思います。

糸東流の歴史

開祖である摩文仁賢和は、1889年に現在の首里市(現在の那覇市)に生まれました。

13歳で首里手の大家である糸洲安恒に首里手を学び、19歳で那覇手の大家東恩納寛量から那覇手を学びます。

中学を卒業し、兵役についた後、警官として採用されることになります。

首里手、那覇手を学んだ後も、地元沖縄に隠れている首里手、那覇手以外の技法や型について研究し続け、新垣派や松村派など様々な流派をマスターするんですね。

空手の他にも、琉球の古武道であった釵術・棒術などを学びました。

1918年、賢和は自身の自宅を会合所として「空手研究会」を設立します。

また1924年に、沖縄で本部朝勇や知花朝信などの空手家とともに道場「沖縄空手研究倶楽部」を開きます。

そして、1929年から日本本土に渡るんですね。

本土に渡ってからは、不遷流や神伝不動流など日本本土の柔術も学んでいきました。

そして1934年、賢和は大阪に「養秀館」という道場を作ります。

そこで賢和は、糸洲安恒、東恩納寛量両師匠から一文字ずつとって、「糸東流」を名乗るんですが、カッコイイと思いました。

1939年、大日本武徳会に「糸東流」が登録され、賢和は空手術錬士を授与されます。

「糸東流」を名乗ってから、全空連および大日本空手道会を結成したり、日本糸東流空手道会を発足、糸東流を広める活動に力を入れていくんですね。

1964年には「全日本空手道連盟糸東会」が発足されます。1952年、開祖である摩文仁賢和は大阪で62歳で亡くなります。

賢和が没してからも、糸東流空手はますます広まっていき、1997年には、埼玉県に本部道場が建てられます。

本部道場では、世界に向けて糸東流空手を広める為の指導にも積極的に取り組み、現在に至るまでになりました。

その甲斐あって、1993年に「世界糸東流空手道連盟」が結成され、現在では約55カ国が加盟しています。

型と組手

糸東流空手は、蹴りや突きに収まらず、投げや逆技などもあり、いわゆる総合武道のようなものになっています。

糸東流空手は、「守・破・離」(基礎を忠実に行い・それを応用し向上して・何かと掛け合わせ、新しいものとなってそこから独立する)という言葉のように、基本となる型をしっかりと学び、それを応用・向上させ、組手などと複合して学んで行けば、その奥義をも習得することが出来るように作られています。

また、精神を育てることに重きを置いていた開祖である摩文仁賢和は、人格の形成や精神の向上を目的とした指導を「君子の拳」と名付け、それを実践していきました。

特徴としては、首里手、那覇手を中心として幅広く体系がある流派です。

他の流派と比べて型の種類が多いのも特徴の一つになります。

全日本空手道連盟が指定している糸東流の指定形は、第一指定形はセイエンチンとバッサイダイ、第二指定形はマツムラローハイと二十八歩(ニーハイポ)です。

他にも、糸洲派はナイファンチンやロ-ハイ、五十四歩、実手、慈允、鎮東などがあります。

東恩納派はス-パ-リンペイ、サンセ-ル、シソ-チン、クルルンファ、セ-サンなどがあります。

松村はパッサイやセ-サン、新垣派は雲手(ウンシュ)、壮鎮(ソ-チン)などがあります。

上地流や摩文仁賢和オリジナルの型などもあり、種類は多岐にわたります。

動画はこちら

セイエンチン

バッサイダイ

マツムラローハイ

二十八歩

スーパーリンペイ

実践方法と護身としての考え方

糸東流は最小限の動作が基本であり、派手な技はほとんどありません。

ですがそれは、実践的かつ理論的に技を研いできた結果なのです。

練習方法としては、巻き藁を使った突き・蹴り、砂利の上で正拳腕立て伏せなど、より実際に行うことを意識したものが主となっており、実践的な空手流派ならではの訓練内容となっています。

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まとめ

糸東流空手は、「教育」に特化した空手流派といっても過言ではありません。

例えば、埼玉県朝霞市の本部道場では、門弟の指導はもちろんのこと、指導する側である先生のためのレベルアップ講義もおこなっているので、指導力の質が高く、おすすめです。

また、この本部道場では世界に向けて糸東流空手を広める為の指導(外国人への指導など)にも、積極的に取り組んでおり、糸東流空手はますます広まっていくと思われます。

また、2020年の東京オリンピックの正式種目として決まり、空手はどんどん注目されていくことでしょう。

ぜひ皆さんも糸東流空手で空手を学んで、心を育てながら、本当の意味で強くなってみてはいかがでしょうか?

でも私の中では、いい意味で「痛い空手」という印象です!

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オリンピックに向けて 極真選手のポイン制空手への対応は出来ているのか? https://sabaki.club/1021.html https://sabaki.club/1021.html#respond Thu, 13 Jul 2017 09:14:38 +0000 http://sabaki.club/?p=1021 少し前に、『伝統派空手とフルコン系空手「どちらが強いか問題」を改めて検証した結果?』という記事を書きました。 なかなかのアクセス数で、世間の空手マニアの感心が伺えます。 先日、東京五輪の新種目になった「空手」の強化選手選 […]

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少し前に、『伝統派空手とフルコン系空手「どちらが強いか問題」を改めて検証した結果?』という記事を書きました。

なかなかのアクセス数で、世間の空手マニアの感心が伺えます。

先日、東京五輪の新種目になった「空手」の強化選手選考会が日本空手道会館で行われ、極真選手が参加し惨敗というニュースがありました。

国際空手道連盟極真会館から高橋佑汰選手(24)、上田幹雄選手(21)とが参加して、2試合をしたが1ポイントも取れずに終わったという内容でした。

確かにこのことは、空手の歴史に大きな一歩かもしれません。

極真側は、あわよくば勝てると思ったのでしょうか?

「1ポイントも取れなかった」ということで、多分世間の目も同じ事を想像していたに違いありません。

もちろん、極真OBの私も悲しいかなこのような結果になると思っていました。

距離感、タイミング、技の違い

やはり、本人たちもコメントした様に「距離感、タイミング」が全く違うのは百も承知でしょう。

同じ「空手」であっても、「カラテ」ではありませんからね。

このニュアンスの違いは、この記事を読んでいる方には理解できると思いますが、真剣勝負の場に出ることは本人たちにとってかなりの収穫だったと思います。

ではどのように収穫があったんでしょう。

高橋選手は「極真と全空連の技を融合して、自分だけしかできない組手を目指したい」とコメントをしたそうですが、この「組手」とはどちらを指すのでしょうか?

ポイント制の組手と極真の組手(最近ルールが改定されフルコンルールとは言えなくなった様な気がします。)、たぶん彼が言いたかったのは「極真カラテの組手に活かすために、ポイント制の組手でも勝てるようになりたい」ではないでしょうか?

それはそれで、「自分は極真の選手」ということを意識していることが分かっていいと思います。

空手は武道である以上、全空連側もしっかりと指導していると思います。

もしかしたら全空連の選手以上に指導しているのではないでしょか?

でも、「技」の根本が違うのです。

上田選手も、「全然スピードが違った。完ぺきに当てて良い競技と当てちゃ駄目な競技なので…」とコメントしています。

やはり基本をみっちり叩き込まないと難しいでしょう。

同じ「空手」でも基本稽古から違うのですからね。

またこの時の、指導者から「暴飲暴食は大敵だ。慎む様に!」というようなコメントがあったそうです。

しかし、極真は「体重を増やすために、とにかく食え!」みたいな指導だと思うんですね。

大山総裁は生前から、「体重も強さに関わる」と内弟子たちにとにかく体重を増やすように指導していました。

要するにそれは今でも変わっていないということなんです。

まとめ

基本が違う、技が違う、体重が違う、考え方が違うと「違う」ばかりの「空手」と「カラテ」ですが、本当に極真の選手がはたして優勝出来るのでしょうか?

1勝くらいは出来るかもしれません。

しかし、個人優勝ともなると一朝一夕では無理でしょう。

「まだ3年ある」って考える人もいるかもしれませんが、3年で世界になった選手が伝統派にはいるのでしょうか?

詳しくは分かりませんが、いないと思います。

何年、十数年やってやっと勝ち取ったトロフィーではないでしょうか?

これだけ違う空手は、もはや違う種目と思ってもいいのでは?って感じています。

逆も言えます。

伝統派の選手が、極真で優勝することはまずないでしょうからね。

では松井館長の本当の狙いはなんなのでしょう?

これは極真カラテ人口を増やすためだと私は思っています。

分裂が止まらない極真会館ですから、「門下生の減少問題」に歯止めをかけたいと考えるのは必然です。

そのために、先代大山総裁の考えを捻じ曲げても極真を存続させていかなければいけないという使命感からでしょうか?

どうして大山総裁は、伝統派の空手から袂を分かったのでしょうか?

プライドを捨てても、利益なのでしょうか?

これに賛同している、他の流派や松井派ではない極真もいるということで、それほど浅はかな考えではないことを祈っています。

とはいえ私個人は、やはり出るからには勝って欲しいと願っているのです。

必ず、この話題のニュースには「全空連が極真の主要団体と手を組むのは64年の創設以来初めてのことで、“歴史的和解”と呼ばれた。」と付け加えられています。

しかし、新極真側のフルコンタクト空手道連盟はそうはなっていません。

私は緑代表側の方が、よほど大山総裁の意志を引き継いでいると感じてしまいます。

今回は2ルールでの参加は出来ませんでしたが、次回も猛アピールすること間違いなしでしょう。

その為に作ったカラテ連盟で300ほどの流派会派が参加しているのですからね。

たとえ、オリンピック種目にならなかったとしても、フルコンタクト空手界の大同団結は本当にいいことだと思っています。

ただ、松井館長の意図を理解しないまま書いていることは、決して今の極真が嫌いという訳ではありませんので悪しからず。

松井館長の本当の考えがわかれば、もっと気持ちよく応援できると思うのですが。

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「歴代の極真選手の中で一番強かったのは誰か?」という問題の答えとは! https://sabaki.club/1015.html https://sabaki.club/1015.html#comments Thu, 13 Jul 2017 04:55:38 +0000 http://sabaki.club/?p=1015 この「歴代の極真選手の中で一番強かったのは誰か?」という時々ネットでみる「空想」の問題について私個人の考えでお伝えします。 私個人の意見ということで、思い込みが偏っている点についてはご了承くださいませ。 私の中で、「極真 […]

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この「歴代の極真選手の中で一番強かったのは誰か?」という時々ネットでみる「空想」の問題について私個人の考えでお伝えします。

私個人の意見ということで、思い込みが偏っている点についてはご了承くださいませ。

私の中で、「極真カラテ」といえば、「本当に強く、強靭な精神を持つ集団」だった事を覚えています。

返事は全て「押忍」、組手になれば親兄弟でも全力で倒すことなど、初めて聞いた時は「マジか!」って思いましたね。

学生時代、少林寺拳法をやっていた私を尻目に周りは極真会館の支部にどんどん入門していきました。

ただ、すぐ辞める人間も多かったです。

その分、「キツイんだ!」とも思っていました。

入門していった友達達も急激に強くなったものはいませんでしたが、「黒帯ってどれくらい強いんだろう?」とは思っていました。

「伝統派の3段と極真の初段が同じ強さ」というウワサもありましたし・・・

私も少林寺拳法初段で黒帯、県大会で優勝もしていましたから気になりました。

しかし、程なくしてその「極真会館」は「芦原会館」に変わりました。

その辺については、ここでは割愛します。

ちょっと話が脱線しましたが、学生時代から「最強空手流派」だと思っていた極真会館に私も数年後に入門することになります。

とにかく、一度は経験したかったんです。

「チャンピオン製造工場」と言われた、城西支部の一つです。

アラサーだったので、仕事であまり通えませんでしたが、その時指導員してた先輩とはお互い辞めた今でも連絡を続けています。

大学時代、テレビで全日本大会がオンエアーされていたので、欠かさず観てました。

その時の大学の友人が実際全日本大会を観に行って、「八巻チョ~デカかった!」「壁かと思ったら八巻選手だった!」とか言っていたことを覚えています。

また脱線しましたね。

すいません。

異なる時代とルール

もうこれは本当に「空想」でしか図れませんが、あなたは誰が一番強かったと思いますか?

あくまでも、「選手」です。

創世記の、師範や師範代、支部長は除きます。

また、時代によって少しづつルールも変わっていきましたよね。

そんなことを考えていたらキリが無いので、ザックリですが考えていきたいと思います。

私個人の意見ですから、「好きな選手」ということも入っているとは思います。

よくネットに書かれているのは「中村誠選手」です。

なにはともあれ「最強」という意見が多かったですね。

確かに動画を見ると、強いです。

スタミナ面では、不安はありますが、あの強気の組手スタイルは最近ではなかなかいない選手だと思います。

全日本大会や世界大会の入賞した選手を並べると大変なことになるので、そこはやめます。

時代やルールがちがうと、構え方も変わってきますよね。

昔の選手は、両手を前に出して脇も空けて大きく構える選手が多かったです。

今は、しっかり脇を締めたファイティングポーズの選手が多いですよね。

また、「押し」や多少の「掴み」もOKだった時とはスタイルも変わってきます。

一応、その次代のルールの中で強かった選手ということにします。

では「誰が一番強かったのか?」です!

ここで一つ問題があります。

私が、ここ数年間全日本を観ていません。

テレビ放映もされていませんので、ここ数年間の選手に詳しくないといことです。

なので、ここ10年間は外しておきますね。

で、誰か?ですが・・・

気になるのは、

ダミヤノフ
ニコラシビリ
ナヴァロ
塚本
塚越
ヴァレリー
ドナタス
八巻
数見
アンディ
フィリオ
テイシェイラ
グラウベ
ペタス
ミッシェル・ウェーデル
黒澤
松井

木山
グラウベ
プレカノフ
ピチクノフ
ウイリー
アデミール
レチ
オシポフ
中村
三瓶

二宮
盧山
三浦
山崎
大石
添野
佐藤勝昭
コリンズ
大山泰彦

と、まあキリがありません。

ここに出てない選手が弱いわけでもなく、比べようがないけど、とりあえず外せないと思う選手を挙げました。

で!だれ?

ですよね!

やはり世界大会連覇をした「中村誠選手」という意見に私も賛成ですが、「八巻建志選手」ではないかと思います。

でも、気になるのは、

ウイリー・ウイリアムス

ミッシェル・ウェーデル

フランシスコ・フィリオ

数見肇

この4選手です。

安定して強くパワーだけでなく、「技」を持っているからです。

また、不気味なのは、オシポフとヴァレリーですね。

毎回、試合で全力でやってる感がなく、でも強いからです。

これまではあくまでも、「強い」思う選手なんですが、「上手い」と思う選手は、

松井章圭

二宮城光

大石代悟

三浦美幸

緑健児

木山仁

塚本徳臣

ギャリー・オニール

ニコラス・ペタス

小笠原和彦

ウイリアム・オリバー

でしょか・・・

まとめ

今回は個人の意見満載で書かせていただきました。

って、私も古いですね。

結果ですが、私が過去最強と思う選手は(希望)「八巻建志」です。

実はチョー気になるのが、「中山猛夫」です!

この名前を知っているあなたはマニアです!

それと(実際)「ミッシェル・ウェーデル」も最強から外せません!

あなたの中にも、最強と思う選手がいると思います。

ぜひ、教えてください!

選手名と理由をお願いします!

メッセージ、お待ちしていますね。

そんな訳で、比べようがない事を比べてみました。

大山総裁から始まった、極真カラテですが、凄い選手を作ってきましたね。

極真会館を退会しても、あらゆるジャンルの格闘技にも輩出しています。

また、私自身も極真から派生した空手流派を3流派も経験するとも思ってなかったです。

この比べようがない「時代のズレ」は、格闘技好きの少年の心を掴んで離しません。

その少年もアラフィフですけど何か?

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松濤館流空手の型の実践法や組手 歴史や特徴について調べてみた! https://sabaki.club/1010.html https://sabaki.club/1010.html#respond Tue, 11 Jul 2017 12:24:01 +0000 http://sabaki.club/?p=1010 松濤館流空手とは、船越義珍という空手家が開いた、世界一多くの人が学んでいる空手流派のことです。 船越義珍は、沖縄の武術である「手(ティー)」に中国武術が加わってできた「唐手」という武術を「空手」の字に変えたり、型の名前を […]

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松濤館流空手とは、船越義珍という空手家が開いた、世界一多くの人が学んでいる空手流派のことです。

船越義珍は、沖縄の武術である「手(ティー)」に中国武術が加わってできた「唐手」という武術を「空手」の字に変えたり、型の名前を沖縄特有の方言から日本語名に変えたりして、一生をかけて空手を日本本土に広めることに尽力した沖縄県出身の空手家です。

他にも武術を披露する場を設けたり、パネル展示を開催したりして活動したりと、日本での空手の普及に多大な貢献をしたため、彼は近代空手の祖と呼ばれています。

義珍自身は「無流派主義」を貫いて最後まで自分の流派を名乗りませんでしたが、一般的に義珍の系統流派は松濤館流と呼ばれ、また義珍は松濤館流の開祖とみなされています。

今回は、この松濤館流空手について深く掘り下げながら紹介していきたいと思います。

松濤館流の歴史

松濤館流は、「首里手」と呼ばれる草原での刃物を使った格闘戦がルーツとなっています。

ちなみに松濤館流の松濤とは、開祖船越義珍の雅号から来ています。

日本本土で、義珍が大勢の前で演舞を披露、指導したことで空手(厳密にはまだ唐手)徐々に広まり始めていきます。

1939年、東京都豊島区に門下生によって「松濤館道場」が開かれた所から松濤館流は始まります。

義珍やその門弟たちは、松濤館流空手を広めるために、道場を日本各地に開いていきました。

それによって、空手は日本で周知されるようになっていきます。

そして、1950年代に日本空手協会(JKA)が多くの空手指導者を世界各地に送りました。

これらの活動、つまり義珍らが空手が体育の授業に使われたり、スポーツ競技つまりスポーツ空手発展して行く礎を作ったことによって今日の空手の認知度があるのです。

その甲斐あって、日本空手協会を始めとする数多くの団体が松濤館流を標榜しており、約100カ国に支部があるなど、現在では世界一門弟の多い、つまり世界で一番多くの人から学ばれている空手流派となっています。

韓国で多くの人が学んでいるテコンドーも、松濤館流空手から派生したと言われています。

型・組手の特徴

遠い間合いから一気に飛び込んで攻撃するというとてもリスキーな戦法が、松濤館空手の特徴の一つです。

技術体系は、刃物を持った相手や、複数の相手を想定して作られています。

第一指定型は観空大(カンクウダイ)と慈恩(ジオン)、第二指定型は観空小(カンクウショウ)と燕飛(エンピ)とされています。

観空大(カンクウダイ)は空を仰ぐようなポーズから始まる型です。

他の型と比較して、”蹴り”が多いのが特徴です。

最後のジャンプの後の手刀受けはとてもかっこいいし、バランス感覚が問われる型なのでしっかりと練習をしたほうがいいと思います。

慈恩(ジオン)は相手が多数いる状態を想定した型で、非常にフレキシブルです。

動きが速く、一つ一つの動作をおざなりにしてしまいがちですが、基本型の平安型と軌道が似ているため、平安型をしっかり練習したら理解が早いでしょう。

観空小(カンクウショウ)は、慈恩(ジオン)と同じく、多数の相手との戦闘を想定して作られています。

動きが、非常に変化に富んだ型になっています。

円燕(エンピ)は、文字通りツバメが飛ぶ姿をイメージして作られた型です。

特徴は上段突きです。

340年以上前からある型だと言われています。

最後の燕返しともいうべき”飛び”は難しいので、結構な練習がいると思います。

カンクウダイを見たい方はこちら→

ジオンを見たい方はこちら→

カンクウショウを見たい方はこちら→

エンピを見たい方はこちら→

他にも、例えば日本空手道松濤會の松濤館では19つの制定型があります。

平安初段はこちら→

実践方法、また護身術としての考え方

全日本空手道連盟(JKF)が昇段審査で指定している松濤館流の型は、エンピ・カンクウダイ・カンクウショウ・ジオンの4つです。

松濤館流の基本である「指定型」ですので、基礎練習をしっかりと反復していけば、審査員にも認められるほどの美しい演舞が出来ると思います。

結構型のままでも護身術としては、力で劣る子供や女性にとってとても有効な手段になります。

日々練習していけば、引き締まって、無駄のない美しい体型になるでしょうね。

まとめ

空手を学ぶ真の意義とは、武道精神や技の他にも、勇気と礼節、および克己、己に打ち勝つことをしっかりと学ぶことにあります。

あなたもぜひ松濤館流空手で、自分自身と向き合いながら学んでみてはいかがですか?

なにせ多分世界最大の空手団体になると思いますので、空手界における影響力もかなりあると思います。

余談ですが、私が大学生の時に選択科目で「空手」を履修した時の先生が白髪頭のスマートな武道家らしい先生で、たぶん松濤館流だったと思いますが、非常にきれいな「型」を演る人で印象的でしたね。

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日本人俳優の「アクショントレーニング」とは?本物の武術はどれくらい表現できるのか? https://sabaki.club/1005.html https://sabaki.club/1005.html#respond Sat, 08 Jul 2017 12:07:47 +0000 http://sabaki.club/?p=1005 アクションチームに詳しいというか、実際スタントマンを「生業」として長年やっている知人からいろんな話を聞く機会があり、それをまとめたいと思います。 どういうことかといいますと、ハリウッド俳優がよく「クランクイン前に武術トレ […]

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アクションチームに詳しいというか、実際スタントマンを「生業」として長年やっている知人からいろんな話を聞く機会があり、それをまとめたいと思います。

どういうことかといいますと、ハリウッド俳優がよく「クランクイン前に武術トレーニングを半年かけてやった!」とか「1年前から道場やジムに通っていた!」とか聞いたことありますよね?

あれデス。

今回の記事は、ちょっと「箸休め」的な要素が多分に含まれていますので、「殺陣」「アクション」に興味がない方は跳ばして下さい!

また、似たような記事をこちらにも書いてあります。

日本の俳優女優達よ!釈由美子に学べ!武道・古武道のススメ!

どうしてわざわざこんな事を書くかというと、日本の俳優が行う「クランクイン前のアクショントレーニング」があまりにもテレビで聞く情報と内容が違うからです。

ハリウッド俳優だと、1年かけてとか数年かけてとかたまにありますよね?

そう聞くと、「あの技術は結構本物なんだ!」と思ってしまうのは私だけではないと思います。

それを話題に、番宣している作品もありますよね?

それと同じ宣伝方法を日本でもやることがあります。

「今回私はトレーニング頑張りました!」的なコメントをする女優さんっていますよね!

それはテレビでも映画でもどしちらでもあります。

ハリウッド俳優とは違い、結構身近に感じると思います。

テレビではオンエアー中でも話題作りで途中からでも番宣しますからね。

いま、日本のドラマ界は、視聴率が取れないのであらゆる手段で作品を宣伝しようとします。

コンプライアンス

ただ、日本は規制が年々厳しくなってきているので、あまり壮絶な「絵」は作れなくなってきたとある俳優のトーク番組で言っていました。

「絵」と言うのは、血まみれのシーンとか、すぐに手に入るナイフとかの武器を活用した技術をあからさまに見せることです。

日本は本当にコンプライアンスに厳しくなって、ドラマや映画を作る方にとってもやりにくくなってきているそうです。

前に木村拓哉が、ナイフを使った芝居をして、そのナイフと同じもので犯罪が起きてそれからはかなり厳しくなったみたいですね。

ドラマを真似されて、犯罪を起こされてもスポンサーとしては印象が良くないですからね。

きっとお金をだすスポンサーの印象が悪くなってはいけないので、言いなりなんでしょうね。

仕方がないことだと思います。

現場は?

話が脱線しましたが、「アクショントレーニング」の現状はどうなんでしょうか?

俳優・女優さん自体は一生懸命だそうです。

それはそうですよね。

自分の芝居で、出来が変わるのですから。

ましてや「殺陣」や「アクション」なんて・・・って女優さんばかりですから。

一昔、二昔まえは、俳優さん自身が演じてたことが多いんですね。

この渡瀬恒彦さんのアクションを観て下さい!

すべて吹き替えなし!本人が演じています。

この渡瀬恒彦さんが運転するバスは最後は、そのまま本人の運転で横転します!

信じられません!

このアクションは「時代が時代だから」というアクションではありません。

当時でも俳優はやらないでしょう!

いまこんなことを主役本人がやったら大変なことになってしまいます。

というか、やらせないでしょう。

それは、主役に怪我でもされたらそのドラマの撮影がストップしてしまうからです。

だからスタントマンという「吹き替え」を使うことが当たり前なんです。

というかスタントマンにとっては、それで仕事になるんですから、吹き替えを使うことで周りが幸せになるんですね。

だってあのジャッキー・チェンでさえアクションをやってる後ろ姿はほとんど吹き替えだったりします。

成果は?

では現在のドラマでの、「俳優アクション稽古」や「クランクイン前のアクショントレーニング」の成果はどうなんでしょう?

話題作りというか、「本人の身につかない程度」の稽古だと思います。

ちょっとパンチングミットでパンチの練習やったら「キックボクシングのトレーニングをやりました!」とか、少し木刀を振る練習をしたら「道場に通った」などと伝わります。

ではどうしてそんなに大げさに宣伝に使うのでしょう?

いま、アクションができる俳優や女優は仕事に困らないからですね。

それは本格的にできる役者がいないからです。

私の時代は、千葉真一や真田広之でした!

これは、アクション俳優というジャンルで本人が演じることが当たり前で、実際吹き替えは使っていませんでしたからね。

まとめ

いま、アクションのできる俳優はどれくらいいるんでしょう?

ただアクロバットができる、ではどうしようもありません。

昔は時代劇も多かったので、俳優が「殺陣」をできることは当たり前でした!

でも今は、殺陣ができると「殺陣もできるんですね〜」と話題になりますよね。

そんな時代なんです。

まだスタントマン使うだけいい方で、CG満載で人間ではありませんからね。

ある意味監督の欲しい「絵」は作りやすくなったと思います。

でも、人物にこだわる監督もたくさんいます、

CG嫌いの監督も当然います!

アクションチームにとってはありがたいですよね。

CGはCGで人ではないのですが、最近では本当によくできています。

アクション関係者に取っては死活問題ですよね。

でもトレーニングを欠かすわけにはいかないんですよ。

大変な仕事です!

これから、千葉真一や真田広之を超えるアクションや志穂美悦子を超えるアクション女優はでてこないでしょうね。

でも本格派のリアルも強い俳優に出てきて欲しいと願います。

ただ、俳優が武道・武術の達人だとアクション監督もやりにくいでしょうね^^

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芦原会館 関東と関西は何が違うのか?「サバキ」はどこにあるのか? https://sabaki.club/999.html https://sabaki.club/999.html#respond Thu, 06 Jul 2017 10:11:02 +0000 http://sabaki.club/?p=999 芦原会館と言えば、伝統派でもフルコン系というジャンルでは収まらない「サバキ系」というカラテのパイオニアですよね。 芦原英幸先代館長が、「誰にでも出来るカラテ」ということで、ガチンコの組手ではなく、「サバキ」という技術体系 […]

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芦原会館と言えば、伝統派でもフルコン系というジャンルでは収まらない「サバキ系」というカラテのパイオニアですよね。

芦原英幸先代館長が、「誰にでも出来るカラテ」ということで、ガチンコの組手ではなく、「サバキ」という技術体系を確立することで広めてきた空手です。

芦原会館の技術を受け継ぎ、広まっている流派もたくさんあります。

それについてはこちらに書いてあります!
芦原英幸の「サバキ」の影響を受けているカラテ流派はこんなにある!

現在は息子の英典2代目館長が会館を守っています。

カラテの流派ですから、分裂独立は世の常です。

それは先代時代から始まっていました。

そして先代館長が50歳という若さで、他界してからは当時18歳だった2代目が館長を引き継いでから分裂は少し加速したように感じます。

先代時代の高弟たちは、ほとんどいなくなってしまいました。

「サバキ」を看板に大きな大会を開いている流派と言えば円心会館。

二宮城光館長です。

私が好きな空手家の一人です。

また、本場愛媛ではこれまた私の好きな空手家で、長年芦原会館を守ってきた中元会館の中元憲義館長が空手道「捌き」選手権大会を開かれていますね。

こちらにも書いてあります。
空手道「捌き」選手権大会を開催している中元会館が地元では有名!

というように、流派の歴史は分裂の歴史と言っても過言では無いでしょうね。

師範

現在の芦原会館のHPをみると、日本には2人の師範がいます。

ザックリ、関東と関西に分けたのでしょうかね?

統括責任者を置いている地域については、北海道・北陸・中部・中国・四国・九州北・九州南とに別れています。

他にも師範代が数名おります。

私も詳しく調べた訳ではありませんが、皆先代時代から会館を支えてきた高弟には間違いないでしょう。

ただ、寂しいのは先代の近くで稽古や行動を共にしていた高弟達がいなくなったことです。

総本部が四国ということもあり、関西から以西に独立した流派が混在していると思われます。

今となっては、もう纏まることは有りえないでしょうね。

先代のいなくなった会館にいられなくなって独立した流派、自分の空手を追求して独立した流派とか経緯は様々でしょう。

ネット上には、「芦原先代時代の本当に「捌き」を学びたければ、独立した高弟が開いた流派にいくのが懸命だ!」という記事も少なくありません。

では、今の芦原会館には「サバキ」の技術が学べないのか?

と言うと、私は学ぶことはできると思います。

「サバキには、裏と表があって、先代は危険だからと裏のサバキは高弟だけに伝えて一般には公開していない。」なども出てきますが、違うと思います。

厳密にいえば、そんな技術も多少あるでしょう!

しかし、重要なものはしっかり残して伝えていると思うのです。

弟子が10人いれば、先生1人で見せる「技」の解釈は10通りあります。

技の発展とか応用と思えば、どんな風にでも変化出来ると思うのです。

それでも、やはり師範に習った方が確実に「サバキ」を習得できるのではないか?というと関西と関東では内容はともあれ、性格が違うようです。

4連覇の弟子を持つ師範

このブログを読んでいる方はJFKOといえば、おわかりかと思いますが、国内のフルコンタクト空手団体の7~8割300ほどが加盟しています。

その副理事長には英典館長、理事には西山師範が名を連ねています。

東京本部所属の、菊川選手も西山師範の弟子ですからJFKOの大会4連覇は彼女だけですし鼻が高いことでしょう。

ここで考えてしまうのが、「サバキ」の技術はフルコンタクトルールではさほど効力を発揮しないのではないか?という疑問です。

全く使えないということはないと思いますが、掴みや押し、投げは反則です。

顔面パンチなど有りえません。

しかし、サバキの技術にはそういったものがたくさん出てきますよね?

芦原会館東京本部といえば、「西山道場」の道着で試合に出ています。

どうして「芦原会館」では無いのでしょう?

詳しいことは分かりませんが、関東で異を唱える支部もあると聞いています。

では、関西で「岸道場」で試合に出ている選手はいるのでしょうか?

たぶんいないでしょう。

試合と言っても、地域内とか他流派であってもそれほど芦原から出ては無いように感じます。

しかし、厳密には分かりません。

昔はよくあったことですが、流派は試合を禁じていたので名前を変えてエントリーして出場している道場生もたくさんいましたから、ゼロではないかもしれません。

フルコンの試合に出ているのは、芦原の関東の選手が多いですよね。

それで結果を残していることは凄いことですが、サバキの稽古をしているのか?フルコンの稽古をしているのではないか?という疑問も湧きます。

私が想像するに、芦原会館東京本部はサバキの稽古もやってはいるが、半分以上はフルコン試合の稽古ではないかと思います。

ただ、それが良いとか悪いとかの問題ではありませんので、悪しからず。

関西の印象

私の友人にも古くから芦原会館に所属している人間が数名います。

いろいろ話を聞くと、関西支部は岸師範を中心にまとまっている。

関東支部は東京本部は他の支部とはほとんど交わっていないというような印象です。

これはあくまでも印象ですからね!

当然定期的に、昇級昇段審査がありますね。

各地域でみると、関西は平均的に多く、関東は減ってきている様に感じます。

これはフルコンの試合に出たければ何も芦原会館でなくてもいいということになってないでしょうか?

「捌き」は芦原会館の専売特許だと思っています。

いくら分裂しても芦原会館は「捌き空手」のパイオニアです。

ではその「捌き」をどこで学びたいかという問題に関してはどうでしょうか?

まとめ

どんな技術でも、弟子に教えると言うことは、その技術を渡すということです。

人に渡った技術は、何処で使おうがその人の自由です。

だからこそパイオニアとして発展していかないと続かないと思います。

これは何も「空手」に関してのことだけではありません。

だから、師範同士の性格が違ってて良いのです。

芦原先代館長にも大山総裁とうい先生がいました。

大山総裁にも先生が、その先生にも先生がいますよね。

「守・破・離」という言葉もありますから、得たものをどうするかは自由だと思います。

芦原カラテは「誰にでも出来るカラテ」だと伝わっています。

フルコンタクトカラテを長くやっている人に多いのが「年を取ったら出来ない」という意見です。

本末転倒にならないことを祈っています。

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極真で「ジェット機ボーイ」と呼ばれた男 東谷巧氏の「心武道」が気になる! https://sabaki.club/993.html https://sabaki.club/993.html#comments Wed, 05 Jul 2017 11:05:50 +0000 http://sabaki.club/?p=993 記念すべき極真カラテの第一回全世界空手道選手権大会で10位に入賞し、「ジェット機ボーイ」と呼ばれた空手家をあなたは知っていますか? 東谷 巧師範です。 ネットで調べてもなかなか情報が載っていません。 ただ、悪く書かれてい […]

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記念すべき極真カラテの第一回全世界空手道選手権大会で10位に入賞し、「ジェット機ボーイ」と呼ばれた空手家をあなたは知っていますか?

東谷 巧師範です。

ネットで調べてもなかなか情報が載っていません。

ただ、悪く書かれている記事はほとんど無く、人間性が伝わっているのだなという印象です。

中学生時代から剛柔流をやっていて、極真カラテにあこがれて、卒業とともに東京に出てきて極真会館の門を叩いたそうです。

まさに門を叩こうとした時に、大山総裁出くわしそのまま職員になったという真実も有るくらいですから気合が入っていましたね。

第一回の世界大会で10位という成績を残した後、極真を去ります。

それから、いろんなジャンルの武道武術を習ったようです。

たぶん、極真会館本部では武器術などは稽古してなかったと思うんですが、サイやヌンチャクの型を披露しているところみると、自分の「空手」を追求したかったことが伺えます。

それから暫くはデンマークで剛柔流の空手の指導していたとのこと。

極真ではなかったんですね。

それから極真時代の先輩である、芦原英幸先代館長に声を掛けられ芦原会館のデンマーク支部の支部長となります。

極真時代の後輩と言っても、芦原カラテは芦原カラテですから、3ヶ月間は白帯で毎日稽古に励んだそうです。

その時代に一緒に稽古した人は、「謙虚で口数も少なく、カッコ良かった」と言っています。

3ヶ月経つと、先代館長から3段の帯が渡されたそうです。

それから、芦原会館のデンマーク支部が始まったんですね。

極真のようなガチンコ組手ではなく、誰にでもできる「サバキ」という技術を使ったカラテを体系化していたので、「これは老若男女長く出来る」と思ったそうです。

Shinbudo main page
A non classical form of karate that is practical for self defence, full contact fighting, health and wellness

東谷師範は、芦原会館デンマーク支部の指導をしながら武道武術の研究は続けていたようです。

その成果が「心武道」という自流の流派を起こすことになったんでしょうね。

定かではありませんが、2010年ごろ始めたようです。

ユーチューブで動画が幾つか載っていますが、明らかに芦原カラテの「サバキ」の技術が組み込まれています。

また、私が感じることは東南アジア系の武術、カリやシラットなんかの技術も混じっているように見えます。

とにかく、自分のやりたい事を教えることが一番だと思いますね。

特に「護身」に関してスポーツの要素はいりませんからね。

路上ではルールなどありません。

ルールにとらわれた稽古しかしなかったら、顔面なしの稽古しかしなかったら、突然の有事にも顔面パンチは出ないでしょう。

実は、武道家が刃物で刺されるという事件は少なくないそうです。

いくら強くても道場内でのこと。

ルールの中で稽古している、そのルールに強いとも言えます。

実戦や護身、最強などをうたっていても路上でやられては本末転倒だということは、何度も触れてきました。

特に「カラテにはやってる人の数だけ流派が有る」ということもお伝えしてきました。

それを東谷師範は「心武道」と言うかたちで、護身に特化したカラテの完成をめざしてきたのかもしれません。

空手である以上、「型」を重要視することは当たり前ですが、その型を見ればその流派が何をやりたいのかは大体は分かります。

伝統派の古典の型は私は勉強不足なので、なんとも言えませんが・・・

芦原会館の支部としてやってきたカラテも先代が亡くなったことも影響しているのかもしれませんが、自分のやりたい空手は自分にしか出来ませんからね。

そんな東谷師範の空手ですが、日本には支部はまだ無いようです。

もしご存じの方がいましたら、教えて下さいませ。

外国でスタートした「心武道」ですが、日本のいろんな空手家が「東谷巧師範が流派を起こされた!」と記事を書かれています。

それほど人望が厚かったのでしょう。

フルコンタクト系では、どんなに有名でもどこかで悪く書かれてしまいます。

ある意味それが「強さ」のバロメーターとも言えます。

それがほとんど無く、「心武道がスタートした」としか書かれていないことは、私は凄いことだと思っています。

もう少し動画も増えて全貌とまではいかないまでも、どんなものか見てみたいですね。

関東に支部でも出来たら、見学に行ってみたいと思います。

でも、まだあのサイとヌンチャクの型は出来るんでしょうかね^^

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東京オリンピック種目「空手」がプロ化で1億円プレーヤーってホント? https://sabaki.club/989.html https://sabaki.club/989.html#respond Wed, 05 Jul 2017 06:04:37 +0000 http://sabaki.club/?p=989 巷では、「空手」と「カラテ」の違いが分からない方もたくさんいます。 ポイント制とフルコンタクト制の違いですね。 これは無理もないでしょう。 レスリングの「フリースタイル」と「グレコローマンスタイル」の違いというよりも、2 […]

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巷では、「空手」と「カラテ」の違いが分からない方もたくさんいます。

ポイント制とフルコンタクト制の違いですね。

これは無理もないでしょう。

レスリングの「フリースタイル」と「グレコローマンスタイル」の違いというよりも、2種類あることすら知らない人も多いと思います。

メジャーではないスポーツも入賞する選手がでると、一気に注目されますよね。

カヌーの羽根田卓也選手なんか、イケメンだしマッチョで人気急上昇中です。

また、卓球も日本は昔からそこそこ取り上げられてはいましたが、水谷選手がリオオリンピック・シングルスで男女通じて日本人初のメダル(銅メダル)を獲得したことで改めて男子卓球も注目されるようになりました。

今は、中学生で「チョレイ!」の張本智和選手が、その水谷選手を下したことで注目されています。

将棋の世界でも、将棋の最年少棋士、こちらも中学生の藤井聡太四段が29連勝という大記録を出し、連勝記録を更新して世間を驚かせています。

どちらも中学生ということで、凄いですよね。

自分が中学生の時に、ジャンルはどうあれ大人と五分で戦うことなんか想像できませんでしたけどね。

これからも、大人顔負けの中学生・・・もしかしたら小学生まで出てくるかもしれません。

少し前に女子サッカーが世界一になった時に、女子サッカーと男子サッカーのプロの年収など待遇の違いが凄いことが取り上げられていたことがあります。

女子サッカーのプロ選手でもアルバイトをやりながらプレーしていることが、少なくないことに驚きました。

最近では、先程の卓球の水谷選手が年収1億円ということを公表して注目を集めました。

水谷選手が言うには、「卓球選手だって1億円プレーヤーになれる」「卓球少年少女に夢を持ってもらいたくて公表しました。」といって話題になりましたよね。

私も「そんなに稼げるんだ!」って驚きました。

とうことは、オリンピック種目に決まった「空手」でも同じことがあっても不思議ではないということになるのか?って考えたんですね。

「空手のプロ選手 年収1億円」も夢ではなくなるかもしれませんよね。

スポンサー

やはりプロ選手にとって、スポンサー収入が柱になると思います。

広告料ですよね。

注目されているスポーツ選手を使った宣伝が、メーカーには非常に効果的な商品戦略になると思います。

テニスの錦織圭選手なんて、推定年収30億超えてるとか言われてますよね。

スポンサーの商品を身に付けてプレーすることによって、「私も同じものを身に付けたい」と売上が凄いことになりますよね。

契約料以上の効果を期待されるわけです。

いま注目が集まっているのは、藤居聡太四段が子供の頃に遊んだオモチャで、スイスのキュボロ社の玩具「キュボロ」が入手困難になっているとテレビでも見ました。

将棋やスポーツを問わず、凄い少年少女が出てくると、それにあやかりたいと少しでも同じモノを与えて同じようになって欲しいと願う親がいかに多いか分かります。

では、今度の東京オリンピックで正式種目に決まった「空手」のプロ化を考えると、どうでしょう?

空手着にスポンサーのワッペンでも貼りますか?

空手では、ボクシングの様にトランクスにスポンサーの名前を貼って宣伝するということが想像できません。

空手着の後ろに貼って、試合をする姿が想像できないんです。

空手着なんて、扱ってるメーカーなんて少ないですし・・・

しかも、テレビ中継でもしてくれないと試合をみることも出来ません。

試合以外でも、注目されてプライベートまでメディアにでる空手選手も想像できないんですわ。

まとめ

いま、「空手はスポーツ」とか「カラテは武道」とか言われています。

私はそのどちらもあると思っています。

ちょっとずるいですかね^^

空手がプロ化されて、スポンサー契約なんかが始まったら、いま空手をやっている子供を持つ親はさらに応援するんですかね?

フルコンタクト空手をやっている子供を持つ親は、「伝統派に変えなさい」なんて言ったりするんでしょうか?

武道である以上、「道」を学ぶためにやっていると思います。

完全に空手がスポーツというならそれも有りかもしれませんが、私はそうはなってほしくないです。

どちらかと言うと、私は「空手は武道」派ですから。

でも、「空手でメシを食う」ということに関していえば、そうなって欲しいと思っています。

あることを突き詰めた結果、それが生活の生業になっているということが「空手」でもあって欲しいんです。

フルコン系の大手の流派では常設道場を構え、月謝も1万円前後で先生は空手が職業ということが普通です。

それはそれでいいと思います。

「仕事はなんですか?」

「空手の先生やってます!」

なんてカッコイイと思うのは私だけでしょうか?

とにかく、オリンピック種目に決まったことで間違いなく空手人口は増えると思います。

極真会館の松井館長もそれも目的の一つとして、全空連と手を結んだんでしょうかね?

「松井派は門下生が減っている」、と聞きますから運営側も必死なのかもしれませんね。

ただ、ずっとオリンピック種目で有り続けることも大変だと思います。

柔道のようになる日は来るのでしょうか?

私は「フルコンタクト空手もオリンピック種目に!」という全日本フルコンタクト空手道連盟の署名にサインしましたから、今回がダメでも運動自体は続くでしょうね。

またちょっと残念なのは、「1000年に一人の逸材」と世界から認められている体操の内村航平選手は、ネット調べだと水谷選手の1/10程度だと言われています。

でも最近スポンサー契約したようです。

あれ程の選手ですから、お金をたくさんもらってもいいと思います。

明らかに空手より注目されていそうな、体操でもそんな感じですから期待し過ぎはよくないかもしれませんね。

でも、いつか「空手で年収1億円」も夢ではないことを誰かに証明して欲しいです。

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みなさんは読みましたか?

柳沢健「1984年のUWF」

面白かったです~。

柳沢健さんは、ほかにもプロレス関連の本を何冊も書いていますが、「1985年のクラッシュギャルズ」「1976年のアントニオ猪木」「1964年のジャイアント馬場」と、全部すごく面白いので、ご一読をおすすめします。

この本は前田日明のことをけっこうディスってて、前田が怒って、その後当時のUWF関係者のインタビューをまとめた「証言UWF」(巻頭は前田日明!)なんて本も出て。

UWFが無ければ今の日本の総合格闘技は無かったと思うので、プロレスと格闘技のミッシングリンクと言えると思います。

で、今回のプロレス雑誌「G-SPIRITS」では、「特集 スーパータイガー」。

待望の佐山へのインタビューが行われています。

私は空手や武道・格闘技だけでなく、プロレスも大好きです。

最強の解釈?

もちろん、格闘技とプロレスは別物です。

今どき、ゴッチャにして考えてる人はいませんが。

でも昔はプロレスも格闘技もゴッチャで語られてましたね。

いや、「語られてた」というより、そこまで区別してなかったし、やってる方もけっこうゴッチャに考えてましたよね。

猪木とか前田とか、旧UWF系の人は。

実際に戦っても、「本当にできる」と思っていたはずです。

そりゃ、プロレスはあらかじめ「結末」が決まっていますが、試合の最中はアドリブですし、スタン・ハンセンのウエスタン・ラリアットは、プロレスでもものすごく痛いでしょうし、ブルーザー・ブロディは格闘技経験無しだけど、ケンカすれば本当に強かっただろうし。

サンダー杉山、マサ斎藤、ジャンボ鶴田、長州、谷津は本当にオリンピックにも出ています。

坂口征二は柔道の全日本で優勝してますし、本当に強い人がプロレスやってたんです。

極真空手、全日本準優勝の小笠原和彦さんもプロレスのリングに上がり、橋本真也や長州力の強さに驚いていました。

でも「競技」としての「格闘技」をキチンとやった人ほど、「最強」とは言わないです。

厳密なルールが設定され、多くの人が汗を流して練習して、それでも勝者と敗者ができる。

競技人口が多くなればなるほど、勝負は紙一重。

時の運もあるでしょう。

そうすると、何を持って「最強」なのか、定義のハッキリしない論争には意味を見出さなくなるのです。

ハッキリ言って、「最強」は幻想です。

でも、その「最強」の二文字に、惹かれてしまうんですよね~。

VSプロレス

空手界でも「最強」の二文字に惹かれて、幻想の海原を漕ぎ出してしまった団体があります。

それが大山倍達率いる極真会館です。

大山倍達も、プロレスとはかなりの繋がりがあります。

極真会館の前身「大山道場」を開く前は、力道山と日本プロレスを興した柔道家の遠藤幸吉、日系プロレスラーのグレート・トーゴーとアメリカを廻ったった話は有名です。

その後の話では「全米でプロレスラーと戦い、全戦全勝」などと脚色されていましたが、大山倍達はプロレスラーとは戦っていないようです。

だって、プロレスラーは興行のリング上でガチで戦うことはありえませんし、大山倍達はプロレスできないですし。

アメリカには「アスレッチクショー」と呼ばれる、プロレス興行ではなく、いろいろな「肉体びっくり人間」を見せるショーがあり、そこでたまに「腕に自信のある素人を上げて戦う」というのがあるそうです。

大山倍達が戦ったとすれば、たぶんそれでしょう、と。

でも素人とはいえ、でかいアメリカ人ですから、実力が無ければ勤まらなかったでしょう。

有名なプロレスラーでも、ハリー・レイスやテリー・ゴディは、カーニバルレスラー出身と言われています。

ワールド大山空手の大山茂と泰彦兄弟にはその上にお兄さんがいて、長兄の大山博さんは力道山に弟子入りして日本プロレスに所属していました。

ジャイアント馬場やアントニオ猪木の兄弟子なんですね。

UWFって?

UWFを語る前に、いろいろなプロレスと格闘技の関係性を知っておかなければなりません。

UWFの前に、プロレスと格闘技を繋げた人物。

言わずもがな、それは「梶原一騎」です。

「タイガーマスク」「巨人の星」「あしたのジョー」と大ヒット作を生み出した梶原は、大山倍達をモデルにした「空手バカ一代」原作を手がけ、極真会館へも大きな影響力を持つようになります。

一時は極真会館内部が「大山派」と「梶原派」に色分けされたほどです。

梶原は極真だけでなく、映画や格闘技興行の世界へも手を広げ、キックボクシング興行で黒崎健時と手を組むようになります。

今となっては極真の黒歴史になってしまった感のある「アントニオ猪木対ウイリー・ウイリアムス」は梶原が仕掛けた話ですし、マーシャルアーツのベニー・ユキーデの日本での初戦は、実は新日本プロレスのリングで行われたのです(相手はもちろんキックボクサー)。

少年サンデー誌上で、現実と並行してストーリーが展開されていた「プロレススーパースター列伝」のタイガーマスク編には、芦原英幸や添野義二といった、あまり関係のない極真関係者が登場してきます。

当時の幼気な少年には、どこまでが本当でどこまでがウソなのか、皆目見当がつかず、毎週想像力をたくましくさせられたものでした。

つづく

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卜部弘嵩と卜部功也兄弟と芦原カラテとK-1について! https://sabaki.club/982.html https://sabaki.club/982.html#respond Tue, 04 Jul 2017 12:25:10 +0000 http://sabaki.club/?p=982 私には想像ができません。 血を分けた兄と弟がプロのリングにあがり、チャンピオンの座をかけて本気の殴り合いなんて・・・ 格闘技とは、出血や骨折は当たり前の世界、そして一歩間違えばパンチドランカーや失明など痔重度の障害を負う […]

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私には想像ができません。

血を分けた兄と弟がプロのリングにあがり、チャンピオンの座をかけて本気の殴り合いなんて・・・

格闘技とは、出血や骨折は当たり前の世界、そして一歩間違えばパンチドランカーや失明など痔重度の障害を負う可能性がある危険なスポーツですよね。

いやスポーツというにはさわやかすぎますね。

これは男と男がプライドと名誉をかけて闘う合法的な喧嘩なのです。

この史上最大の「兄弟喧嘩」についていろんな意見があったのも、それだけ「K-1」と卜部兄弟が注目されているということですよね!

卜部弘嵩選手

http://www.k-1gym.com/sagamiono/about.php#fighter

卜部功也選手

http://www.k-1gym.com/sagamiono/about.php#fighter

弟の強み?

卜部兄弟の少年時代ですよね。

お母さんはフィリピン人のハーフの卜部兄弟。

兄の弘嵩選手は、小学校1年生の時に空手をはじめました。

はじめたきっかけはよくわかっていませんが、まぁ普通、空手とか柔道なんかの武道系は小学1年生から自分からやりたいとは多分言わないでしょうから、お父さんの勧めとかなのかなと(違っていたらすいません)・・・

弘嵩選手に続いて功也選手も、小学1年生から空手を始めます。

お兄ちゃんがやっていた影響でやりはじめたようですね。

これは自然でしょうね。

ウチもそうでした。

私が長男ですから、私が中学生の時に少林寺拳法を始めると、弟、従兄弟全員次の月には道場に入門しましたから^^

そして恐らく誤解を恐れずに書けば、こと運動やスポーツに関しては、兄と弟を比較すると弟の方が優れていることが一般的ですね。

弟は兄の影響ではじめるのですが、弟の方が運動神経、運動能力が高ったりします。

プロスポーツの世界でも、キング・三浦和良選手は弟。

本田圭佑選手も弟。

フギュアスケートの浅田舞選手は妹。

恐らく弟や妹は、小さいときから兄や姉と一緒に上の学年の子と接する時間が多く、同じようにジャングルジム登ったり鉄棒にぶらさがったり。

想像するに弟の功也選手の方が運動能力運動神経はいいのではないかと思います。

戦ってるセンスを見てもなんとなくそんな気がするのは私だけではないのではないでしょうか?

兄弟揃って全国区、そしてプロの道へ

そして弘嵩選手は、2007年に新空手K-2GP軽中量級で優勝します。

さらに、Krush-60kg級でも王者の座に輝きます。

弘嵩選手の試合をみていると、オーソドックスなスタイルからパンチ主体で相手を崩す。

特別スピードがある訳では無いですが的確にパンチを当ててダメージを与える感じでしょうか。

2008年からK-1のリングに上がりますが、初めの頃は思うように勝てていません。

しかし、チームドラゴンに移籍した事で強くなったのでしょうか?

2011年にKrush-60Kg王者となります。

そしてKrushでの歴戦を経て2015年、K-1でついに兄弟対決となるわけですね。

そして一方の功也選手。

やはり2007年に新空手道交流大会K-2トーナメント軽中量級に出場するも、準優勝に終わります。

そして翌年のK-2 GP全日本新空手道選手権大会では初戦敗退。

華々しくデビューという感じではなかったですね。

さらにKrush参戦、K-1参戦。

そしてご存知の兄弟対決となりK-1 WORLD GP-60kg級初代王座となります。

兄弟同士で闘うということ

もし二人の息子を持つ親だったら、兄弟がプロのリングで本気で闘うって・・・

正直、これは見たくない。

お父さんの心情察しますね。

お母さんが泣いているところが映っていましたよね。

もし私なら、お互いが闘う事が無いようにどちらかに階級の変更を指示しますね。

でも当時は今ほど階級が別れていませんでしたから仕方がなかったのかもしれません。

ちょっと意地悪な見方をすると、K-1の主催者側の話題性を意識した戦略とも受け取れますね。

これもあくまでも私個人の感覚ですが、自分の子供でなくても身内同士の闘いはあまり見たい気がしないのです。

なんでですかね。

自分の息子だったらどうかと考えてしまいます。

そして、本当に本気で自分の兄弟を殴ることができるのか? 

まあそこは空手もやっていたし、できるとは思います。

大山総裁の言葉が思い出されます。

「たとえ、親兄弟でも組手になれば目の前の相手を全力で倒すこと」

でしたっけ・・・

初めて聞いた時は、「これが極真カラテなんだ!」って思いました。

卜部兄弟は芦原会館ですよね。

たまに、会館の合宿やら合同稽古にも参加しているようです。

私としては、ベースとなったカラテは少しでも続けてほしいですね。

武蔵選手も正道会館で、現役時代も合宿とかにでていたのが印象的でした。

「プロの格闘技選手でも、道場には言えば一道場生なんだ」と改めて思いました。

空手家は相手をダウンさせると下段突きの残心しますよね、あれが好きです^^

ただプロである以上、戦ってなると口もきかなくなるのは必然。

両親は心苦しかったでしょうね。

家族団らんが出来ませんからね。

まとめ

私が個人的に頑張ってほしいのは弘嵩選手の方です。

私と同じ長男だし!

なんかこう不器用な感じというか、ちょっと失礼ですがあまりセンスを感じないのですが、真面目に練習をやる、愚直にやるという印象があり、それが好きですね。

弟の功也選手はイケメン、そして『ラストキス?最後にキスするデート』で宮沢セイラとキス!

格闘家も変わったなぁ~。

昔ではありえないですね。

カッコよすぎて好感が持てない(笑)(本当にすいません)。

いずれにしてもK-1に登場する選手の中でも話題性、人気実力があるので、もっともっと強い相手と闘い強くなってほしいです。

兄弟で戦った大雅選手が印象に残ってます。

兄貴が勝てなかった相手を功也選手がKOしましたね。

あれはスカッとしました!

そして、希望としては何か抜群な「何か」を編み出して欲しいかなと。

巌流島の菊野克紀選手のような「三日月蹴り」みたいな必殺技というか、芦原カラテ特有の「サバキ」技術を使った鉄板技があると嬉しいのは私だけですね、きっと。

とにかく、これからも目が離せないというか、応援してきたいと思います。

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